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大丸心斎橋阪急電鉄や宝塚歌劇団を創設した実業家・小林一三のコレクションを収める逸翁美術館で、茶道具などに用いた和洋中の鉢108点が展示されております。
鉢は元々僧侶が所持する食器を指す言葉で、金属・陶磁器で作られたものが原則でしたが、料理に取り入れられるようになると、大半が陶磁器で作られるようになりました。丼鉢や菓子鉢などの用途に応じた名称や、平鉢・角鉢・鉦(銅鑼)鉢といった形状によって分類された呼び名がつけられ、様々な種類の鉢が作られました。茶の湯においては、懐石の器として用いられる他、大振り深鉢に塗蓋を誂えて水指に転用した例も多く見られ、数寄者の好みを見ることが出来ます。
珍しい展示となっておりますので、機会あれば訪れたいものですね。
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