上村家(上村松園、上村松篁、上村淳之)
うえむら しょうえん、うえむら しょうこう、うえむら あつし
上村松園
1875年(明治8年)-1949年(昭和24年)
女性の目を通して描いた優雅な作風の美人画が特徴。
鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳に学ぶ。
上村松篁
1902年(明治35年)-2001年(平成13年)
徹底した写実に基づいた格調の高い花鳥画を得意とし、多くの名作を生み出す。
西山翠嶂に師事。山本丘人らと創造美術を結成する。
鳥の写生には強いこだわりを持ち、鳥の観察のためにインドやオーストラリア、東南アジア等を旅行し回った。
上村淳之
1933年(昭和8年)-
父同様、花鳥画を描き、緊張感のある空間表現を導入した絵が特徴。
自然の中に身を置き、導かれたことを具現化する花鳥画の文化を極めれば、日本文化の本質に迫ることができるのではないかと考え描く。
上村松園
母子
序の舞
晩秋
上村松篁
星五位
万葉の春
樹下幽禽
閑鷺
上村淳之
鴫
鴛鴦
雪中小禽
上村家は皆、骨董品業界では買取額が高い作家です。
上村松園は美人画、上村松篁、上村淳之は花鳥画を主に多くの作品を描いております。
代表作の美人画 軸装 国内大手オークションにて落札価格 3,400万円
寿永堂では、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の近畿全域はもちろん日本全国から年間1,000件以上のご依頼を受け、50,000点以上のお品物を買受させていただいております。
海外を含め全国有数の美術品・骨董品・宝飾品オークションにも参加しているため、従業員一同、目利きには自信があります。
お気軽にご相談くださいませ。
芦屋市・西宮市・尼崎市・宝塚市・川西市・箕面市・池田市・伊丹市などは主要対応エリアです。
花鳥画は日本画に属し、もともと中国で広まったもので、花や鳥のみならず、虫や草木などを描いたもの絵画です。
日本の花鳥画は単なる中国絵画の模倣ではなく、障壁画として大和絵の手法も取り入れ描かれている。
鎌倉時代では家屋に障壁画として、「唐絵」の墨絵の山水画が描かれるようになり、そのなかで「唐絵」の花鳥画も描かれていました。
室町時代の末期は「唐絵」に「大和絵」を併せて描かれるようになり、のちの狩野派をはじめとする諸派に伝わった。
しかし江戸時代中期に清国より画人沈南蘋が日本を訪れその画法が伝わると、南蘋画風の花鳥画が多く描かれるようになった。
浮世絵でも花鳥画が採用されていますが、多くは俳諧や狂歌などといった文芸と合わさっています。
上村家では、上村松篁、上村淳之が多くの作品を残しており、贋作も多くございますが、骨董品買取の際にはどうかお捨てにならず、そのままの状態で寿永堂にお持ちくださいませ。