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白磁香炉(はくじこうろう)は、白磁を使用した香炉のことで、特に中国や日本の陶磁器文化において高く評価されています。透明感のある白い釉薬と精緻な造形が特徴で、香を焚くための道具としてだけでなく、美術品としての価値も高いです。
紫檀(したん)は、高級木材の一種で、耐久性と美しい木目が特徴です。透火屋(すいかや)は、香炉の火屋(ひや)部分に細工を施し、煙を美しく拡散させる構造を持つことを指します。紫檀透火屋は、高級香炉に用いられることが多く、格調の高さを示します。
白磁香炉は、寺院や茶席で用いられるだけでなく、室内装飾や鑑賞用としても価値があります。特に紫檀透火屋を伴うものは、格調の高さから貴族や富裕層の間で珍重されました。
白磁は、精製された陶土を高温(約1300℃)で焼成することで、硬質で透明感のある質感を実現します。
紫檀の加工は高度な木工技術を必要とし、細かい透かし彫りが施されることで、通気性とデザイン性を高めています。
特に清時代(17世紀~20世紀)の白磁香炉は高い評価を受け、日本の江戸時代・明治時代の作品も価値が高いです。
景徳鎮(けいとくちん)などの名窯で作られたものや、名工による作品は特に高価で取引されます。
欠けやひび割れのないものが高評価を受け、紫檀部分が良好に保存されているものはさらに価値が上がります。
美術館や寺院で保存・展示されることが多く、特に歴史的価値のある作品は文化財指定されることもあります。
国内外のコレクターの間で人気があり、特に中国市場では清時代の作品が高額で取引されています。
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