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宝瓶(ほうひん)は、取っ手のない急須の一種で、主に玉露や高級煎茶を淹れるために用いられます。通常の急須に比べて湯冷まし機能が高く、茶葉の旨味を最大限に引き出すための形状が特徴です。
山本陶秀(やまもと とうしゅう、1906-1994)は、備前焼の名工として知られ、1987年に国の重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。彼の作品は、伝統的な備前焼技法を用いながらも、現代的な美意識を取り入れたものが多く、高い芸術性を誇ります。
備前焼は、良質な陶土を使用し、ろくろや手捻りで形を作ります。山本陶秀は、土の質感を生かした作品を得意とし、宝瓶もその技術が活かされています。
釉薬を使わず、薪窯で長時間焼成することで、独特の模様や色彩が生まれます。山本陶秀の作品では、緋襷(ひだすき)や胡麻(ごま)といった独自の表情が見られることが多い。
山本陶秀が人間国宝に認定された1987年以降の作品は特に人気が高く、初期の作品も希少価値がある。
作品には山本陶秀の落款や箱書きがあり、真贋の証明として重要視される。
欠けやひびのないものほど価値が高まり、共箱や証明書が付属していると市場価格が上がる。
高級茶器として、茶道愛好家や茶商の間で人気が高い。
国内外のコレクターからの評価も高く、オークションでは高額で取引されることがある。
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