鈴木健司 金銀彩カトレヤ花瓶 買取実績

買取品名
鈴木健司 金銀彩カトレヤ花瓶
買取エリア
滋賀県守山市
買取額

コメント
鈴木健司 金銀彩カトレヤ花瓶を買取させていただきました。






鈴木健司 金銀彩カトレヤ花瓶の骨董的価値



鈴木健司とは


鈴木健司(すずき けんじ)は、昭和後期から令和にかけて活躍する現代陶芸家です。金沢美術工芸大学で陶芸を学び、伝統的な九谷焼技法を基礎としつつ、独自の釉調と意匠を追求してきました。特に金銀彩技法を駆使した作品は、華やかな中にも繊細さが漂い、日本国内外の陶芸展や美術館で高い評価を受けています。



金銀彩カトレヤ花瓶の概要


鈴木健司が手掛ける「金銀彩カトレヤ花瓶」は、高さ約25~30センチ程度の壺形の花瓶で、表面に施された金銀彩(きんぎんさい)と呼ばれる装飾が最大の特徴です。淡い白磁地に、鮮やかなカトレヤ蘭の花模様を金彩と銀彩で大胆に描き、花びらの縁や葉脈に銀砂子を散りばめることで光を反射させ、豪華な趣を演出しています。



技法と素材



  • 土と素地:白磁用の高級陶土を使用し、透明感と堅牢さを兼備。

  • 金銀彩技法:高温焼成の後、金・銀泥を用いて絵付けし、再度低温焼成する二度焼き仕上げ。

  • 下絵具:酸化コバルトや酸化鉄を混ぜた顔料で下絵を描き、銀泥の接着性を高める。

  • 釉薬:透明釉をベースにし、釉下・釉上彩双方を活用する複雑な積層技法。



装飾と意匠


作品には蘭の女王と称されるカトレヤを主題とし、優雅で大ぶりな花姿を写実的に表現。金彩の光沢で花弁の厚みを、銀彩の細線で花脈を強調し、立体感と陰影を生み出します。さらに葉の縁やつぼみ部分には微細な銀砂子をまぶし、華やかなきらめきを添えているのが大西流の意匠です。



骨董的評価ポイント



  • 作家印・共箱:鈴木健司の落款印が箱表裏に揃い、美術館級の保存箱(共箱)があることで真贋および来歴が保証される。

  • 制作年代:直近数年の作でも、発表展記録や証書が付属するものは鑑賞価値が高い。

  • 保存状態:金彩・銀彩の剥落がなく、釉面にヒビや貫入が極めて少ない完品は市場で高く評価。

  • デザインの完成度:蘭の図案・配色・バランスに独自性と完成度が感じられるもの。



市場価格の目安



  • 共箱・作家直筆証書付き・完品:80万円~150万円

  • 保存良好・共箱欠:50万円~80万円

  • 若干の彩色剥落や貫入あり:30万円~50万円

  • 無箱・使用感あり:20万円以下



現代のコレクションと需要


鈴木健司作品は、現代陶芸の先端を行く作家としてギャラリーやオークションでも人気が高く、特に金銀彩シリーズは海外のコレクターやインテリアデザイナーからも注目されます。従来の骨董趣味に加え、モダンインテリアのアクセントとしても評価が高まり、将来性のある資産品となっています。



まとめ


鈴木健司の金銀彩カトレヤ花瓶は、伝統的九谷焼の技法を踏襲しつつ独自の意匠と装飾技術を融合させた現代陶芸の逸品です。作家印や共箱、保存状態、彩色の美しさが骨董品としての価値を左右し、市場においては数十万~百万円台で取引されることが多いです。今後も現代陶芸と骨董の交差点に立つ作品として、国内外のコレクターから高い注目を集め続けることでしょう。






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