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自宅に眠る骨董品を手放そうと買取業者に査定を依頼したところ、「トラブルに巻き込まれた」「想像以上に安く買い叩かれた」など、不満や被害を感じたことはありませんか?
骨董品の価値は分かりにくく、悪質業者とのトラブルに発展しやすいのが現実です。
本記事では、骨董品買取に関するよくあるトラブルの事例とその対処法、信頼できる業者の見極め方や事前の準備法まで、失敗しないための実践的な情報を徹底的に解説します。
骨董品には明確な定価がなく、価値の判断には専門的な知識が求められます。そのため業者ごとの査定額に差が出やすく、納得できない結果になることも少なくありません。
売却する側は初心者、業者側はプロ。この知識の非対称性が、悪質な価格操作や不正な取引につながる要因になります。
特に高齢者を対象にした強引な「押し買い」や、相手の家に上がりこんでの長時間勧誘など、トラブルの温床となりやすい買取手法も存在します。
最初は「高く買います」と言っていたのに、いざ査定が始まると「状態が悪い」「贋作の疑いがある」などと理由をつけて、大幅に減額されるケースがよくあります。
査定品を「一度持ち帰って確認します」と言われ、そのまま連絡が取れなくなる事例。契約書なしでの持ち帰りは非常に危険です。
「今売らないと損です」「他では買ってもらえない」などと煽り、断れない雰囲気を作って無理に売却させるトラブルも報告されています。
明らかに本物と思われる品でも、業者が「贋作」として評価を下げ、安値で買い取るケース。
信頼できる業者は、必ず「古物商許可番号」を取得し、ホームページや名刺に記載しています。番号と管轄警察署の確認を怠らないようにしましょう。
訪問・出張買取では、契約日から8日以内であれば無条件で契約解除が可能です。書面または電話で意思表示を行えば対応できます。
契約日から8日以内であれば、理由にかかわらず契約を無効にできます。書面(内容証明郵便)や電話で申し出ましょう。
「消費者ホットライン」188に電話すれば、地域の消費生活センターに繋がります。無料で相談でき、解決に向けた助言が受けられます。
被害が大きい、返答がない、詐欺性があると判断される場合は、警察に被害届を出す、または弁護士に対応を依頼することも検討しましょう。
骨董品の売却にはリスクが伴いますが、信頼できる業者を選び、基本的な知識を身につけておけば、トラブルを回避し適正な価格での取引が可能です。
一時の感情や営業トークに惑わされず、「納得して売る」ことを第一に、冷静な判断と慎重な行動を心がけましょう。
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