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自宅に飾ってある油絵や、相続で受け継いだ古い絵画を見て「これって売れるのだろうか」と思ったことはありませんか。特に西洋画は、美術市場でも人気の高いジャンルであり、作品や作家次第では非常に高額で買取されるケースもあります。
ただし、西洋画の価値は見た目だけでは判断できず、専門的な知識がなければ正しい査定は難しいのが現実です。本記事では、西洋画の買取相場や、価値の決まり方、高く売るために知っておきたいポイントを詳しく解説します。
西洋画とは、ヨーロッパをはじめとする西洋文化圏で生まれた絵画作品のことを指します。油彩画、版画、水彩画、パステル画、デッサンなど、さまざまな技法・スタイルがありますが、もっとも市場で取引が盛んなのは油絵です。
ルノワール、モネ、ピカソ、シャガール、マティスなどの巨匠作品は世界的な人気を誇り、数千万円から数億円の値がつくこともあります。もちろん、そこまで有名でなくても、近代・現代の著名作家や、日本国内で人気のある洋画家の作品も、数十万円から数百万円の高額査定が期待できます。
また、サイン(署名)の有無、制作年代、作品サイズ、保存状態なども価値を左右する重要な要素です。
西洋画の査定額は、複数の要素を総合的に判断して決まります。まず重要なのは「作家名」です。国際的に知名度の高い画家であれば、相場が安定しており、高額査定につながる傾向があります。特に、ルノワールやシャガールなど印象派・エコール・ド・パリの作家は安定した人気があります。
次に注目されるのが「作品のサイズと技法」です。油彩画は評価が高く、キャンバスのサイズが大きいほど、一般的に査定額が上がる傾向にあります。一方、リトグラフやエッチングといった版画作品も人気があり、限定数が少ない作品や、サイン・エディション番号が明確な場合は高値がつきやすいです。
また、「作品の状態」も査定に大きく影響します。絵の具の剥がれやキャンバスの破れ、変色などがあると減額される可能性がありますが、専門家による適切な修復歴がある場合は、価値が保たれることもあります。
西洋画は市場規模が大きい分、贋作や模倣品も多く流通しています。特に有名作家のサインが入った作品は、真贋判定が難しく、一般のリサイクルショップやネットオークションでは、正しい価格で取引されないことがほとんどです。
また、リトグラフやポスター作品を「原画」と誤認しているケースもあります。真贋や作品の種類を正確に判断するためには、美術品に精通した専門業者に査定を依頼することが不可欠です。
西洋画をできるだけ高額で売却するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まず、付属品を揃えておくことが大切です。真作証明書、購入時の領収書、来歴がわかる資料、オリジナルの額縁や専用ケースがある場合は、査定額の上乗せにつながることがあります。
次に、無理なクリーニングや補修を行わないことです。特に油彩画はデリケートで、素人による清掃はかえって作品を傷め、価値を下げる原因となります。多少の経年劣化があっても、そのままの状態で専門業者に見せることが推奨されます。
そして最も重要なのは、実績のある美術品専門の買取業者を選ぶことです。信頼できる業者であれば、無料査定や出張査定にも対応し、作品の真贋や市場相場をしっかり説明してくれるため、安心して売却ができます。
西洋画は、美術品市場でも人気が高く、作家や作品によっては驚くような高額で取引されることがあります。ただし、正確な価値を見極めるには専門知識が必要で、適切な業者に依頼しなければ、本来の価値を見逃してしまう恐れもあります。
ご自宅に眠っている油絵や版画作品が、思わぬ資産価値を秘めているかもしれません。安易に処分する前に、まずは美術品に特化した信頼できる買取業者に相談し、ご自身の作品の本当の価値を確認することをおすすめします。
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