Menu
自宅に眠る絵画作品が、もしかすると高額で取引される貴重な一枚かもしれません。美術品の世界では、作家の知名度や作品の保存状態、さらには市場の需要によって大きく買取価格が変動します。
本記事では、日本画と洋画それぞれの代表的な作家と、そのおおよその買取相場を紹介します。美術品の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
日本画は、和紙や絹本に岩絵具や墨を用いて描かれる、日本独自の伝統的な絵画です。時代を超えて評価される名画家たちの作品は、現代でも高値で取引されています。
静謐な自然風景で知られる昭和の巨匠。共箱付きの掛け軸や額装作品は人気が高く、市場でも安定した評価があります。
明治から昭和初期にかけて活躍した女性画家。気品ある美人画は国内外で高く評価されており、近年さらに注目が集まっています。
日本画の革新者であり、日本美術院の中心人物。水墨を基調とした独自の画風で知られ、作品数も多いため市場でも流通が多いです。
自然と人との調和をテーマにした山水画で知られる。特に初期作品や肉筆画は評価が高いです。
シルクロードをモチーフとした仏教絵画を多く残した現代日本画の旗手。バブル期の人気から現在も高値を維持。
洋画は油彩、水彩、アクリルなど西洋由来の画材を使い、キャンバスや厚紙に描かれた作品群を指します。写実性と重厚な色彩が特徴で、日本でも多くの洋画家が活躍してきました。
レオナール・フジタとしてフランスでも活躍した画家。猫や裸婦をモチーフにした淡い色彩の作品が特徴で、国際的に人気が高い。
モダンでエレガントな女性像を得意とした昭和の人気画家。装飾性と独自の色彩感覚で現在も需要が高い。
鮮やかな色彩と力強い筆致が特徴。南仏の風景や女性像の作品が人気で、美術館級の作品も多く残されています。
昭和期を代表する洋画家で、写実的な女性像や舞台画で知られる。サイン・制作年が明記されている作品は高評価。
近代日本洋画の礎を築いた重要人物。作品数が少なく、市場に出ると高値になることが多い。
どれほど著名な作家の作品であっても、保存状態や真贋の証明が重要になります。以下のような条件が揃っていると、買取価格は大きく上昇する可能性があります。
現在では、LINE査定や写真送信によるオンライン査定サービスも充実しており、自宅にいながらプロの目による一次判断が可能です。
また、真贋判定が必要な場合は、日本美術院・東京美術倶楽部・百貨店系ギャラリーなどの専門鑑定機関を利用することも選択肢の一つです。
絵画の買取価格は、単に有名作家だからといって一律ではありません。市場での人気動向、保存状態、真贋の信頼性、そして売却タイミングなどが複雑に絡み合って決まります。
ご自宅にある絵画が「日本画」なのか「洋画」なのか、そして誰の作品なのか分からない場合でも、まずは専門業者に査定を依頼することが第一歩です。
知らずに眠らせている一枚が、驚くような価値を持っているかもしれません。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。