象牙双眼鏡 箸 箸入れ 買取実績

買取品名
象牙双眼鏡 箸 箸入れ
買取エリア
大阪府箕面市
買取額

コメント
象牙双眼鏡 箸 箸入れを買取させていただきました。

概要



寿永堂ではこのたび、出張買取にて「象牙双眼鏡」「象牙箸」「象牙箸入れ」など、象牙細工による工芸品を一式お譲りいただきました。

象牙は古くから高級素材として珍重され、明治期から昭和初期にかけては、装飾品や実用品として多くの優れた作品が制作されました。

今回お譲りいただいた品々も、象牙特有の滑らかな質感と温かみのある色調を持ち、当時の職人技が随所に感じられる逸品です。

象牙製の双眼鏡や箸などは、当時の上流階級の嗜好品としても知られ、今日では骨董美術としての価値も高まっています。



象牙細工の特徴



象牙は緻密で弾力性のある天然素材で、表面はしっとりとした手触りを持ち、光にかざすと「シュレーゲル線」と呼ばれる独特の木目模様が見られます。

時間が経つにつれて象牙の色味は純白から飴色へと変化し、その経年の風合いが美術的価値を一層高めます。

加工が非常に難しい素材でありながら、細かな彫刻や曲線仕上げを実現できるのは、熟練した職人の技術があってこそです。




今回の象牙双眼鏡は、外装部分に象牙を用い、金属部分との組み合わせが美しく調和していました。

滑らかなカーブや手に馴染む質感、丁寧な研磨仕上げが施され、まるで美術工芸品のような品格を備えています。

また、象牙箸と箸入れはペアで作られ、箸には繊細な彫刻、箸入れには唐草文様が丁寧に刻まれており、持ち主の美意識と職人の高度な技術が感じられる逸品でした。



象牙工芸品の美術的価値



象牙は古来より「白玉」に並ぶ高貴な素材として、東洋美術・西洋装飾文化の双方で重要な地位を占めてきました。

日本においては江戸時代から明治期にかけて、印籠や根付、双眼鏡、煙管、扇骨など、生活に密着した多様な象牙製品が作られました。

その中でも双眼鏡や箸、装飾小物などの「実用を兼ねた芸術品」は、使用感と美術性を兼ね備えており、コレクターからの需要が高い分野です。




骨董品としての象牙製品の評価基準は、以下の通りです。




  • 象牙の質(透明感・木目の細かさ・色合い)

  • 彫刻や造形の精密さ

  • 制作時代(明治・大正など)

  • 状態(割れ・欠け・汚れの有無)

  • 付属品(共箱・刻印・由来書など)




今回の象牙双眼鏡や箸類は、いずれも象牙の光沢が美しく残り、割れや変色のない良好な状態を保っていました。

特に双眼鏡のような精密機器に象牙が用いられることは珍しく、その技術的・意匠的価値は非常に高いといえます。

これらの作品は、実用品としての用途を超え、工芸美術の域に達した骨董品として高く評価されました。



まとめ



今回お譲りいただいた「象牙双眼鏡・箸・箸入れ」は、素材の美しさと職人技が見事に融合した、象牙工芸の粋を示す逸品でした。

象牙の滑らかな質感や、時を経た柔らかな飴色の光沢は、他の素材では決して得られない独自の魅力を放っています。

寿永堂では、象牙製の双眼鏡・印籠・根付・箸などをはじめ、古美術・骨董品全般の出張買取を承っております。

専門知識を持つ鑑定士が一点ずつ丁寧に査定し、作品の時代・技法・保存状態を踏まえて誠実に評価いたします。

象牙工芸品や古い装飾品をお持ちの方は、ぜひ寿永堂へご相談ください。

大切に受け継がれてきたお品の真価を、確かな目で見極めさせていただきます。


大阪府箕面市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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