中国美術 螺鈿 青貝平卓 買取実績

買取品名
中国美術 螺鈿 青貝平卓
買取エリア
滋賀県近江八幡市
買取額

コメント
中国美術 螺鈿 青貝平卓を買取させていただきました。

中国美術 螺鈿 青貝平卓の概要

螺鈿(らでん)は、貝殻の内側(真珠層)を薄く削り、木地や漆面にはめ込んで文様を表す装飾技法です。中国では古くから高級家具や文房具、調度品に用いられ、日本・朝鮮にも伝わり、東アジアの伝統工芸として発展しました。

「青貝平卓(せいがいひらじょく)」とは、青貝=アワビ貝などの真珠層を使って装飾した螺鈿細工の平卓(低い卓)を指します。文人の書斎や茶席、仏前などで用いられた実用兼美術家具であり、中国工芸の粋を象徴する逸品として人気があります。

螺鈿青貝平卓の特徴

中国の螺鈿平卓には、以下のような特徴が見られます。

素材と構造:
木地には紫檀(したん)、花梨(かりん)、黒檀(こくたん)などの唐木が使われ、堅牢で上品な光沢を持つ。天板・脚部ともに精巧な木組みが施され、長い年月を経ても狂いが少ない。

螺鈿細工の美しさ:
アワビや夜光貝を薄く加工して花鳥・唐草・龍鳳などを描き、漆で固定。光の角度によって七色に輝く。特に明清時代の作品は色彩と構図の完成度が高い。

意匠と用途:
文房用の小卓、供物台、飾り台として制作され、宮廷や上流階級の書院で使用。現代ではインテリアや美術家具として高い評価を受ける。

唐物としての価値:
「唐物」とは中国伝来の美術品を指し、日本では室町時代以降、茶人や数寄者に珍重された。螺鈿青貝平卓はその代表的な一分野です。

骨董品・美術品としての価値

中国の螺鈿平卓は、美術品として次のような価値基準で評価されます。

歴史的価値:明・清時代の螺鈿家具は、中国工芸の最盛期を示す資料的価値が高い。

美術的価値:光沢ある青貝と深みのある木地の対比、文様構成の美しさが鑑賞の対象となる。

市場価値:

一般的な20世紀初頭の作品:10万〜30万円前後。

清朝中〜後期の唐木製平卓(保存良好):50万〜100万円以上。

宮廷様式・大型卓・文人旧蔵品:100万円〜300万円を超えることもある。

特に紫檀や黒檀などの銘木を用い、螺鈿装飾が全面に施されたものは、国内外のコレクターから強い人気があります。

買取査定のポイント

螺鈿青貝平卓を売却される際には、以下の点が査定額を左右します。

素材の質:紫檀・黒檀などの唐木製は高評価。木目の美しさ・重厚感もポイント。

螺鈿の保存状態:貝片の欠損・剥離が少なく、輝きが保たれているか。

制作時代:明・清・民国期など、制作年代が古いほど価値が高い。

意匠と技術:文様の精緻さ、図案の完成度、職人技の高さ。

サイズと用途:飾り台・書斎用・供物台など、用途とデザインの希少性。

由来・付属資料:旧家伝来や箱書・伝世記録がある場合は査定額が上昇。

寿永堂では、中国古美術の専門知識をもつ鑑定士が、螺鈿細工・唐木家具・中国工芸品を総合的に査定。素材・意匠・時代・保存状態を正確に判断し、国内外市場の最新相場に基づいた適正価格をご提示いたします。

まとめ

中国美術 螺鈿青貝平卓は、唐木の重厚な質感と青貝の輝きを併せ持つ、美と技の融合した工芸品です。明清期の作品や保存状態の良いものは特に希少で、高額査定が期待できます。

寿永堂では、中国美術・螺鈿細工・唐物家具に精通した専門家が、一点ごとに丁寧に査定・買取いたします。大切なお品を誠実に評価し、安心してお取引いただけるよう努めております。螺鈿家具や唐物美術品のご売却をお考えの際は、ぜひご相談ください。

滋賀県近江八幡市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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