中国美術 仏像 チベット仏教 歓喜仏 買取実績

買取品名
中国美術 仏像 チベット仏教 歓喜仏
買取エリア
滋賀県近江八幡市
買取額

コメント
中国美術 仏像 チベット仏教 歓喜仏を買取させていただきました。

中国美術 仏像 チベット仏教 歓喜仏とは

歓喜仏(かんぎぶつ)とは、密教(特にチベット仏教)において男女の仏が抱擁・合一する姿を表した仏像のことを指します。サンスクリット語では「ヤブユム(Yab-Yum)」と呼ばれ、父母仏とも訳されます。

この姿は単なる男女像ではなく、仏教哲理における「智慧と慈悲」「方法と知恵」の合一を象徴するものであり、悟りの境地を具現化した深遠な象徴表現です。中国やチベットでは密教の伝来とともに制作され、金銅仏・銅造仏・鍍金仏として今なお高く評価されています。

チベット仏教 歓喜仏の背景と意義

チベット仏教はインド密教(後期密教)を受け継ぎ、曼荼羅や護法尊、忿怒尊などを信仰対象としました。歓喜仏像はその中でも特に象徴的な存在で、男性尊が智慧を、女性尊が方便(慈悲・行動)を示すとされます。両者の合一は、煩悩の超克と究極の悟りの境地を意味します。

代表的な歓喜仏としては、

ヘーヴァジュラ父母仏(Hevajra)

チャクラサンヴァラ(勝楽金剛)

グヒヤサマージャ(秘密集会)

などがあり、いずれも密教曼荼羅の中心尊として崇拝されました。

造形的特徴

中国・チベット仏教の歓喜仏像には、次のような特徴が見られます。

素材:金銅・鍍金銅・青銅など。高級品では金箔押しや鍍金仕上げが施される。

構造:男性尊が女性尊を抱擁する姿勢で一体に鋳造。細部まで精緻な彫金。

表情:男性尊は忿怒の相(目を見開き、牙を露わにする)で煩悩を打ち破る象徴。女性尊は穏やかな微笑を浮かべ、慈悲を示す。

装飾:冠、腕輪、首飾りなどの宝飾細工が繊細に施され、チベット密教美術特有の華麗さを備える。

台座:蓮華台や二重台座に安置され、底部には「タルチョ(封印銘)」が入ることもある。

これらは宗教的意味合いのみならず、チベット金工技術の粋を凝らした美術品として世界的に高く評価されています。

骨董品・美術品としての価値

チベット仏教の歓喜仏像は、その象徴性と希少性から古美術市場で高い人気を誇ります。

歴史的価値:中国・チベット・ネパールなどを中心に製作された密教仏で、信仰史・芸術史の両面から重要な遺産。

美術的価値:鍍金仕上げ・宝飾彫金・対称構図など、美術的完成度が極めて高い。

市場価値(参考相場):

一般的な20世紀初頭〜中期の鍍金仏像:20〜50万円前後。

清〜乾隆期の銅造鍍金仏:80〜150万円以上。

明代・チベット王国期の大型歓喜仏:200万円〜500万円超の高額取引例も。

特に台座裏に銘文や法輪刻印が残るもの、または寺院伝来・高僧旧蔵品は、美術的・宗教的価値の両面から非常に希少とされます。

買取査定のポイント

チベット仏教 歓喜仏の査定では、以下の点が重要です。

制作時代:明・清・乾隆期の唐物仏は高額査定対象。現代レプリカとは明確に区別。

素材と仕上げ:金銅・鍍金・宝石象嵌など、素材の質が高いほど評価が上がる。

保存状態:破損・欠損・補修の有無。古色を保ちながらも損傷が少ないものが理想。

台座や封印銘の有無:原型の台座が残るものは価値が高い。

由来・証明書:旧蔵者・来歴・鑑定書などがあると査定額が上昇。

寿永堂では、中国・チベット仏教美術を専門に取り扱う鑑定士が、宗教的背景・造形技法・時代特定を含めて総合的に査定。真贋鑑定から相場分析まで丁寧に行い、適正価格をご提示いたします。

まとめ

中国美術 仏像「チベット仏教 歓喜仏」は、智慧と慈悲の融合を象徴する密教の代表的造形であり、その宗教的深淵と金工技術の高度さから世界的に注目される仏教美術です。制作時代や素材、保存状態によっては非常に高額な評価を受けることもあります。

寿永堂では、チベット仏教仏像や唐物仏具をはじめ、中国美術全般に精通した専門家が誠実に査定・買取を行っております。大切なお品のご売却をお考えの際は、安心してご相談ください。

滋賀県近江八幡市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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