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暑い日が続き 節電も求められるこの夏
風鈴 水鉢 香炉など 夏の風物詩を思います
先週 鑑定に伺いましたお宅は
この古き良き時代の夏を想わせる物で飾られたお宅でした
玄関には涼しげな風鈴
見ただけで涼しくなる水鉢 これは値打ちがありそうなお品です
部屋の中には 鳥の入っていない鳥籠が飾られていました こちらはすべて木でできており 素晴らしい細工が施されていて 年代もかなり古い物だと思われます
このようなご趣味をみると
さて 鑑定する品物が楽しみになってきました
香炉や季節ごとにあわせたようなお茶道具など
なかなかセンスのあるお品が多くあります
あとは鉄瓶 壺などもあり それぞれお客様とご相談しながら数点を買受けさせていただきました
鉄瓶といえば鉄で思い出すのは南部鉄でしょうか
南部鉄といえば これは奥州と盛岡の二つがありましてそれぞれ歴史がちがいます
奥州で作られはじめたのが一番古く
平安後期に藤原清衡が近江国(滋賀)から鋳物師を招き始まったといわれています
盛岡は 慶長年間に盛岡藩主 南部氏が盛岡城を構えた頃からといわれ
こちらは主に 京都出身の有坂家 小泉家
甲州(山梨)出身の鈴木家 藤田家が担っていたため
盛岡南部鉄の歴史はこの4家の歴史でもあります
現在のお土産で有名なのは鉄分が取れて体に良いと言われる「鉄たまご」でしょうか
話しは脱線しましたが
今回のお客様のお宅では
古くて新しい和の家を感じ
汗をかく中でも気持ちは涼しく過ごせる日本の歴史を想いました
今週も暑さは続きますが鑑定依頼も数件ございますので
日本の夏をさがしながら仕事をしていきたいなと思います
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。