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今回のご依頼は　先日　買受に行きましたお宅の
奥様のご実家です
そちらでは茶道具を見に行きまして
会話をしていくうちに　奥様のご実家に蔵があり
整理をしたいがどうすればよいかわからない
とのご相談を受けての経緯です

奥様のご実家は　備前焼で有名な岡山県南東部にありました

大阪で　古いもの一式整理したいと依頼を受け行きますと
だいたいは現代的な倉庫が多いのですが
こちらは　昔ながらの歴史深そうな蔵がちらほらと見えました
まさに　田舎の蔵です

今回　ご依頼のお宅へ着きますと
旧家らしいたたずまいに蔵が二つありました
早速品物を見ていきます
古い時計　食器類　各種ガラス　掛軸　古本　紙資料などがいっぱいあります

よくある話しで　紙資料は結構　家の方に燃やされてしまっている場合が多いのですが
これは　内容によっては焼物などより高値がつく場合がありますのでもったいないです

他　浮世絵などもあり楽しみながら鑑定を進めていきました

豆知識ですが　昔は春画は災難除けのお守りともされ
蔵に入れておくと火事にならないと言われていました
この蔵も後半あたりに災難除けであろう春画を見つけました

さすがに蔵二つ分ともなると大変な数の買受となります

お客様も　蔵整理ができたとのことで
大変喜んでいただけました

これらの品物がどのようなご趣味のお客様の手に渡るのか
それも楽しみに思います