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風はまだ冬の冷たさですが、日の入りが遅くなり、
日差しは春らしくなってまいりました。
おかげさまで、地元神戸から大阪・京都・奈良・滋賀・
和歌山と、
関西のあちらこちらから鑑定・買受のご依頼をいただき、
西へ東へ車を走らせております。
お客様の元へ向かう際、
季節折々のいろいろな風景を目にするのですが、
淡路のお客様の元へ向かう途中、目に飛び込んできた
菜の花畑は圧巻でした。
車を進めてもなお続く、黄色のじゅうたん。
一面を埋め尽くし、一斉に風に揺れるその様子を見ましたら、
山村暮鳥の詩『風景』が思い出されました。
「いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな・・・」と。
山村暮鳥の詩で好きなものはいくつもありますが、
古美術・骨董品を扱う仕事に携わっている私にとって、
『夜の詩』は特別心に残っています。
時の過ぎゆくせつなさはあるものの、
人と物とが共存している日常の様子が浮かんできて、
ぬくもりと、懐かしさを感じる一編です。
時間の経過と共に古くなった日常品は、
役割を終え、使用されなくなることもありますが、
骨董品としてよみがえり、
また新たな時をきざんでいきます。
そんな橋渡しをさせていただいていることを
改めて光栄に思いながら、
明日は和歌山へと向かいます。
全国各地出張料・鑑定料は無料でございます。
どうぞ私ども、兵庫県芦屋 寿永堂までお気軽に
ご連絡ください。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。