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ここ数日は、春らしい暖かさだったのですが、
夜になると小雨が降るなど、不安定なお天気が続きました。
地元、芦屋川の辺りでは、春風に乗り桜吹雪が舞っています。
大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山と関西各地で、急な
気温の変化が起こっているようですので、体調管理を意識し
ていきたいですね。
先日は、HPをご覧いただき、お電話をいただいた大阪のお
客様の元へ向かい、焼物と山水図の掛軸を数点、鑑定・買取
させていただきました。
山水は中国から渡ってきた画題で、どこかに実在する特定の地を
描くというより、架空の地を描いたものが多いのですが、
買取させていただいた1点には、江戸時代中期のものがあり、
隠居地へ歩いて向かう一行が描かれていて、静かな境地を
あらわしているものでした。
見ていると大変心が落ち着く作品でした。
また、掛軸は、箱書きもある杉箱に保管されていたのですが、
この箱書きは、古書や茶道具などをはじめとして、
様々なものに見かける、その作品の足跡です。
箱書きの中には、誰が、いつ制作したかなどという鑑定的なもの、
作者が署名、または落款をしたもの、
その作品を制作した理由が書かれているもの、
その作品を手にした人が、自身の所蔵を書いたもの、
と内容は様々です。
どういった成り行きで誰から購入した、といった詳しい内容の
ものもあります。
ただ、高名な作家の作品は、多くの贋作が作られていて、
その箱書きもセットで作られ、常に市場に氾濫しているのが現状です。
そういったこともあり、箱書きの信憑性はまちまちで、
箱書きを重要視する風潮は少なく、作品重視の傾向が強くなって
きています。
ですが、本来、箱書きの記録は、受け継がれていく古美術の背景を
知ることが出来る、大変興味深いものなのです。
私ども、兵庫県芦屋 寿永堂では、古美術・骨董品を扱っており、
人の手から手へ、目から目へ受け継ぐ橋渡しをさせていただいて
おります。
仕舞い込んでいらっしゃる古美術・骨董品のご処分などをお考え
でしたら、ぜひ私ども、兵庫県芦屋 寿永堂までお気軽にご連絡
ください。きっちりと鑑定し、買取させていただきます。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。