Menu
買取品名:アンティーク照明 真鍮吊り下げ
エリア:大阪府豊中市
買取額:
アンティーク照明 真鍮吊り下げを買取させて頂きました。
買取品名:中国青磁 茶碗
エリア:大阪府堺市堺区
買取額:
親族から譲り受けたものを、お家に置いておくのは不安ということでご依頼頂きました。
このほかにも複数の中国美術と一緒に買取させて頂きました。すごく貴重な一品です。
青磁は、その美しい青緑色の釉薬が特徴で、中国の陶磁器の中でも非常に重要かつ評価の高いものです。中国青磁の茶碗は、その独特の色合いと質感によって、茶道や日常の茶を楽しむ際に使われてきました。
■中国青磁とは
青磁(せいじ)は、青緑色の釉薬を施した陶磁器のことで、釉薬に含まれる鉄分が酸化還元の焼成によって独特の青みを帯びた色合いを生み出します。その色合いは、自然の風景を連想させるような柔らかで深い青緑色であり、「青磁」の名称の由来でもある澄んだ水や青空の色にたとえられることが多いです。
青磁は、中国の陶磁器の中でも特に歴史が古く、高い技術と美的価値を誇ります。青磁の起源は唐代(7世紀〜10世紀)にさかのぼるとされ、その後の宋代(10世紀〜13世紀)にかけて、特に「汝窯(じょよう)」や「龍泉窯(りゅうせんよう)」などの窯で製作された青磁が、最も美しい青磁として名高いものとなりました。
青磁はその透き通るような色味と釉薬の滑らかな質感で広く愛され、宮廷でも使用されるほどの高い評価を受けていました。その後、朝鮮や日本にも影響を与え、各地で青磁の技法が模倣されることとなります。
買取品名:永楽善五郎 茶碗 仁清写し
エリア:大阪府交野市
買取額:
千家十職の一人、永楽善五郎の茶碗を買受けいたしました。
古くは永楽保全(11代)、永楽和全(12代)と京焼の名工で、多くの作品を残し、室町時代から続く家元の一つである。
現在は17代目で、茶道具では欠かせない一品です。
■永楽善五郎について
永楽善五郎(えいらくぜんごろう)は、京都を拠点とする陶家で、400年以上続く「永楽家」において代々継承されてきた世襲名です。永楽家は、茶道のための陶器、特に茶碗やhttps://jyueidou.com/items/tea/incense-bowl/香合、https://jyueidou.com/items/tea/water-finger/水指などの茶道具を中心に製作してきたことで知られており、その作品は千家三流(表千家、裏千家、武者小路千家)との深い結びつきがあります。
永楽家の陶工たちは、特に茶人の要望に応えた茶碗や茶道具を製作してきました。その中でも永楽善五郎という名は代々受け継がれており、特に茶道具において重要な地位を占める名前です。現在の永楽善五郎も、千家と密接な関係を持ちながら、伝統を守りつつも新しい試みに挑戦しています。
買取品名:表千家惺斎の書付 黒茶碗(十二代弘入)
エリア:大阪府岸和田市
買取額:
大事に残されたお茶碗を買取り致しました。明治4年、15歳で代を継いだ弘入の作品です。表千家惺斎の箱書があり、光沢のある美しい黒茶碗です。寿永堂では、茶道具を一点一点心を込めて鑑定買取り致しております。
■黒茶碗(十二代弘入)
黒茶碗は、茶道具の中でも非常に重要なアイテムであり、特に濃茶(こいちゃ)を点てる際に使われます。黒茶碗は、その名前の通り、釉薬によって黒色に仕上げられた茶碗で、釉薬の光沢や質感、色の深みが魅力的です。黒の茶碗は、茶の鮮やかな緑色を引き立てるため、茶道の場で好まれています。
この黒茶碗を制作したのは、「十二代弘入(じゅうにだい こうにゅう)」という陶工で、弘入は、代々続く京都・楽焼の名門である「楽家」の陶芸家の名前であり、「弘入」という名前も世襲制で受け継がれています。十二代弘入(1889年〜1979年)は、明治から昭和にかけて活躍した陶芸家で、特に茶道に使われる茶碗の製作で知られています。
楽焼の茶碗は、柔らかな土の風合いと手びねりによる独特の形が特徴で、茶人たちから非常に高く評価されています。十二代弘入の作風は、伝統を守りながらも独自の表現を加えたものであり、その作品は茶道の世界で非常に人気があります。
買取品名:大樋飴焼 フタ置き 九世大樋長左衛門
エリア:大阪府大阪市
買取額:
共箱で非常に状態の良い品を買取させて頂きました。
大樋飴焼(おおひあめやき)とは、日本の陶芸品のひとつで、特に「大樋焼(おおひやき)」の一種です。大樋焼は加賀藩(現在の石川県金沢市)で発展した伝統的な陶芸で、その中でも「飴釉(あめゆう)」という釉薬を用いた作品が「大樋飴焼」として知られています。この作品群は、大樋家によって代々伝えられてきたもので、特に茶道具として愛用されています。
■大樋焼とは
大樋焼は、加賀藩主であった前田家の庇護のもとで、17世紀に石川県金沢で誕生した陶芸です。その名は、初代の陶工である大樋長左衛門に由来します。大樋焼は主に茶道具、特に茶碗を中心に作られ、加賀藩の御用窯として高い評価を受けました。その特徴は、手びねりで作られる柔らかな造形と、土の質感を生かした釉薬使いにあります。
特に「飴釉」を使った焼成方法が特徴的で、飴色の艶やかな釉薬によって温かみのある色合いが生まれます。飴釉の光沢と独特の風合いは、茶道における「侘び寂び」の精神と相性がよく、茶人たちに好まれてきました。
■九世大樋長左衛門
大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)は、大樋焼の伝統を代々継承してきた大樋家の陶工の名前で、「長左衛門」という名は世襲の名前です。九世大樋長左衛門(1881年~1961年)は、伝統的な技法を守りつつも、独自の創意工夫を凝らした作品を多く作り出しました。
九世大樋長左衛門は、大樋焼の中でも飴釉の色調にこだわり、より深みのある色合いを追求しました。彼の作品は、手に取った際の温かみと土の感触を大切にしたものであり、茶道の精神を体現した作品が多くあります。また、茶碗だけでなく、香炉や水指、そして蓋置(ふたおき)など、茶道具として使われるさまざまな種類の陶芸作品を手がけました。
買取品名:小判その他
エリア:大阪府豊中市
買取額:
小判その他を買取させて頂きました。
■小判とは
小判(こばん)は、日本の江戸時代に使われていた金貨の一つで、独特の楕円形をした貨幣です。主に江戸幕府によって発行され、通貨の単位として用いられていました。金の含有量や品質に基づいてその価値が決まり、当時の経済や文化において重要な役割を果たしました。
買取品名:粉彩鼻煙壺
エリア:大阪府枚方市
買取額:
粉彩鼻煙壺を買取させて頂きました。
粉彩鼻煙壺(ふんさいびえんこ)は、中国の伝統的な工芸品である「鼻煙壺(びえんこ)」の一種です。「鼻煙壺」は、嗅ぎタバコ(鼻煙)を保存するための小さな容器で、主に清朝時代(1644-1912年)に人気がありました。この鼻煙壺は装飾品としての価値も持ち、美術品として収集されることが多い工芸品です。
■鼻煙壺とは
鼻煙壺(Snuff Bottle)は、ヨーロッパから中国に嗅ぎタバコが伝わったことを契機に、清朝時代に特に流行しました。中国では嗅ぎタバコを小さな瓶に入れ、香りを嗅いで楽しむ習慣が生まれ、この瓶が鼻煙壺です。鼻煙壺は、小型で携帯しやすく、材料や装飾の豊かさから、単なる日用品を超えて芸術品としての価値が認められています。
鼻煙壺はさまざまな材質で作られ、ガラス、磁器、玉(ぎょく)、翡翠(ひすい)、琥珀、象牙など、さまざまな素材が使われました。それらには豪華な装飾が施され、中国文化を反映したデザインが描かれることが多く、その中でも「粉彩鼻煙壺」は特に人気がありました。
■粉彩とは
粉彩(ふんさい)は、中国の陶磁器に施される絵付け技法の一つで、特に清朝の康熙(こうき)年間から雍正(ようせい)、乾隆(けんりゅう)年間(17〜18世紀)にかけて発展しました。粉彩は、柔らかく淡い色合いを特徴とし、白地の磁器に透明感のある繊細な色彩で花鳥や風景などが描かれます。この技法では、顔料に鉛白(鉛を成分に含む白い顔料)を混ぜることで発色を良くし、淡いけれど華やかな色彩を実現しています。
粉彩は「五彩(ごさい)」などの鮮やかな彩色とは異なり、柔らかで絹のような質感の色使いをするのが特徴です。そのため、粉彩で描かれた鼻煙壺はとても上品で、高貴な雰囲気を持っています。
買取品名:鈴木蔵 茶碗
エリア:大阪府吹田市
買取額:
陶芸家 鈴木蔵の茶碗を買取いたしました。
鈴木蔵(すずきおさむ)は、日本を代表する陶芸家の一人であり、特に「志野(しの)」という焼き物の分野で高く評価されています。彼の制作する茶碗は、その独自の美しさと高い技術力で国内外に知られており、日本の伝統的な茶陶の中で特に評価されています。
■鈴木蔵について
鈴木蔵は1934年、岐阜県多治見市に生まれました。彼は若い頃から陶芸を学び、特に美濃焼(岐阜県を中心に発展した焼き物の伝統)に傾倒していきました。その中でも、安土桃山時代(16世紀)に多治見で生まれた「志野焼」に強い影響を受け、志野焼の技法を現代に蘇らせることに情熱を注ぎました。
1980年には重要無形文化財(人間国宝)に指定され、彼の陶芸作品は日本陶芸界の最高峰とされています。特に志野の茶碗をはじめとする茶陶は、伝統的な技法を基にしながらも新しい表現を追求しており、その作品には独特の個性と美意識が表れています。
鈴木蔵の茶碗は、茶道の世界でも高く評価されています。茶道において茶碗は、単に茶を点てるための道具にとどまらず、茶会の趣向や精神を表現する重要な存在です。鈴木蔵の茶碗は、その独特の風合いと作風が、茶道の「侘び寂び」の精神に非常に合致しており、茶会の中で自然と景色を作り出す茶碗として重宝されています。
買取品名:小柄(こづか)、笄(こうがい)一式
エリア:大阪府豊中市
買取額:
小柄(こづか)、笄(こうがい)一式を買取させて頂きました。
「小柄(こづか)」と「笄(こうがい)」は、日本の伝統的な装飾品で、特に江戸時代には刀の装具の一部として広く使われていました。これらの道具は実用性と美しさを兼ね備え、武士や町人の装飾具としての重要な役割を果たしました。
■小柄(こづか)とは
小柄(こづか)とは、日本刀の「拵え(こしらえ)」に付属する小さな刃物のことです。小柄は、主に刀の鞘(さや)の側面に収められたポケット部分に差し込まれるように収納されています。
小柄の柄(え)や鞘には、精緻な装飾が施されることが多く、金工師によって装飾品としての美しさも追求されました。金や銀、銅を使った彫刻や象嵌(ぞうがん)などが施されることが多く、持ち主の趣味や地位を反映する象徴的な品となっていました。
■笄(こうがい)とは
笄(こうがい)とは、日本刀の鞘に収納されるもう一つの付属品で、通常は金属製の細長い棒状の道具です。笄は小柄と対になるように刀の鞘に収められ、実用的な道具であると同時に装飾品でもありました。
笄にも様々な装飾が施され、特に金工の技術によって美しい彫刻や模様が施されました。持ち主の地位や趣味を表すような複雑なデザインが多く見られます。小柄と同様、鞘と統一感のある装飾が施され、刀全体の美的価値を高める要素として重要でした。
これらは、装飾品としての役割も大きく、豪華な小柄と笄は所有者の地位や富を示す象徴でもありました。金属工芸師によって一つ一つ手作業で装飾が施されるため、その細工は芸術的価値も高く、時代を超えて評価されています。特に、刀の鍔(つば)や柄(つか)と一体化したデザインで、美しい調和を持つことが重視されました。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。