中国古硯 古端渓 買取実績

買取品名
中国古硯 古端渓
買取エリア
大阪府豊中市
買取額

コメント
中国古 古端渓を買取させていただきました。

古端渓硯の概要

端渓硯(たんけいけん)は、中国四大名硯の筆頭に挙げられる高級硯で、広東省肇慶市近郊の端渓で産出される石から作られます。石質が緻密で滑らか、墨おりが良く、発墨性・保存性ともに優れていることから、唐代以来「硯の王」と称されてきました。

「古端渓」とは、明代・清代以前に制作された端渓硯を指し、すでに数百年の時を経た歴史的価値を持つものです。古端渓硯は、書道具としての実用性はもちろん、工芸美術品・骨董品としても非常に高い価値を誇ります。

古端渓硯の特徴

古端渓硯には、次のような特徴が見られます。

石質の緻密さ:墨が細かくすりおろされ、深みのある墨色を生む。

龍尾や麻子坑などの名坑:採石地によって「龍尾石」「麻子坑石」などと呼ばれ、希少性が異なる。

天然模様の美:「魚脳凍」「氷紋」「金線」「火捺」など、自然の文様が硯面に現れ、鑑賞性を高める。

造形の多様性:長方形・円形・臥獅子形・方勝形など、文人趣味に応じた多彩な造形。

彫刻の装飾:龍・鳳凰・雲文などの意匠が施された作品は、実用品以上に芸術的価値が高い。

これらの要素により、古端渓硯は書道具でありながら美術品としても尊ばれてきました。

骨董品としての価値

古端渓硯は、以下の観点から市場で高く評価されます。

歴史的価値:唐・宋・元・明・清を通じて文人や皇帝に愛用され、文化史的に重要。

美術的価値:天然模様の美しさや彫刻の精緻さは、書道具を超えた芸術品とされる。

市場価値:保存状態の良い古端渓硯は数十万円から数百万円、特に銘入りや名工の手になるものは数千万円で取引されることもある。

近年は中国本土での需要が急増し、国際オークションでも高額落札の事例が増えています。

買取のポイント

古端渓硯を売却する際には、次の点が査定に影響します。

真贋の鑑定:石質・模様・彫刻・刻銘から真作かどうかを判断。贋作や近代模造も多いため要注意。

保存状態:欠けや割れがなく、墨堂や墨池の磨耗が少ないものは高評価。

産地の特定:龍尾や麻子坑といった名坑出土の硯は特に希少。

彫刻と意匠:龍・鳳凰・瑞雲などの精緻な彫刻があるものは芸術的価値が高い。

付属品や来歴:共箱、鑑定書、旧蔵資料が揃っていれば大幅にプラス査定。

寿永堂では、中国硯の豊富な取り扱い実績をもとに、古端渓硯の価値を正しく見極め、最新の市場動向を踏まえた査定価格をご提示いたします。

まとめ

中国古硯・古端渓は、文人文化を象徴する最高峰の書道具であり、歴史的・美術的・市場的価値のすべてを兼ね備えた逸品です。特に明清代以前の端渓硯や、天然模様・彫刻入りの硯は中国美術品として高額査定が期待できます。寿永堂では、経験豊富な鑑定士が大切な古端渓硯を丁寧に査定・買取しております。売却をご検討の際は、ぜひ安心してご相談ください。

大阪府豊中市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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