中国美術 仏具 唐物天然木払子 買取実績

買取品名
中国美術 仏具 唐物天然木払子
買取エリア
滋賀県近江八幡市
買取額

コメント
中国美術 仏具 唐物天然木払子を買取させていただきました。

中国美術 仏具 唐物 天然木払子とは

払子(ほっす)は、仏教儀礼で僧侶が手に持つ道具のひとつで、長い柄の先に動物の毛や植物繊維を束ねた仏具です。もともとは、僧侶が蠅や埃を払うための実用品でしたが、次第に煩悩や邪念を払う象徴的な法具として、儀礼・説法・修行の場で用いられるようになりました。

「唐物払子(からものほっす)」とは、中国で制作された払子を指し、特に明・清時代のものは造形美・素材美に優れ、仏教美術品として高く評価されています。天然木製の柄や上質な毛材を用いたものは、僧具であると同時に、中国伝統工芸の粋を伝える美術品として人気があります。

唐物払子の特徴

唐物の天然木払子には、以下のような特徴が見られます。

素材の高級感:柄には紫檀・黄楊・黒檀・花梨などの銘木が使用され、年月を経て深みのある艶を帯びる。

毛材の種類:馬毛、鹿毛、ヤク毛などが用いられ、白・灰・褐色の自然な色味が美しい。

意匠と構造:手元の装飾金具に銅や真鍮、時には象嵌が施され、法具としての格を高めている。

宗教的象徴:仏教では「一払、塵を払えば心清し」とされ、心の穢れを祓う清浄の象徴とされる。

工芸的価値:中国伝統木工や金工技術が細部に見られ、美術的完成度が高い。

このように、唐物払子は宗教的意義と工芸美を兼ね備えた存在であり、寺院旧蔵品や高僧遺愛の品として伝わるものは特に貴重です。

骨董品・美術品としての価値

中国唐物の払子は、宗教的背景と美術的価値の両面から高く評価されます。

歴史的価値:明・清時代のものは、中国仏教美術の成熟期を物語る資料。

美術的価値:天然木の質感、毛束の色調、装飾金具の細工など、鑑賞美が高い。

市場価値:

明清期の唐物払子(保存良好):10〜30万円前後。

紫檀や象嵌入りの上質品:50万円以上の評価も。

寺院伝来・文人蔵印付のものはさらに高額。

また、現存数が少ない大型払子や、僧侶の遺品・儀礼用として伝わるものは特に希少性が高く、国内外の仏教美術市場で人気を集めています。

買取査定のポイント

唐物天然木払子の査定では、以下の点が重要となります。

素材と仕上げ:柄の材質(紫檀・黒檀など)や装飾の有無。

毛束の状態:毛の抜けや変色が少なく、原形を保っているか。

制作時代:明・清・民国期など、時代によって価値が大きく変わる。

保存状態:割れ・欠損・虫食いの有無。古色はあっても破損が少ないものが高評価。

付属品・来歴:箱書・寺院伝来書・旧蔵者の記録などがあると査定額が上がる。

寿永堂では、中国仏教美術・唐物古美術を専門的に取り扱い、素材・技法・宗教的背景・市場動向を総合的に評価いたします。単なる古道具としてではなく、仏教文化財としての価値を踏まえた丁寧な査定を行っています。

まとめ

中国美術 唐物 天然木払子は、僧侶が用いる仏具でありながら、木工・金工の技が光る美術工芸品でもあります。紫檀や黒檀などの銘木を用いたもの、明清期の唐物、寺院伝来の由緒ある払子は特に高額査定が期待できます。

寿永堂では、中国仏具・仏教美術・唐物骨董に豊富な実績を持ち、真贋・時代・保存状態を総合的に見極めた誠実な査定を行っております。仏具・払子のご売却を検討の際は、ぜひ安心してご相談ください。

滋賀県近江八幡市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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