仏像古銅阿弥陀如来像買取実績

買取品名: 仏像古銅阿弥陀如来像

買取エリア: 奈良県生駒市

買取額

コメント: 仏像古銅阿弥陀如来像を買取させていただきました。

仏像古銅阿弥陀如来像の概要
阿弥陀如来（あみだにょらい）は、西方極楽浄土の教主として広く信仰される仏で、日本では平安時代以降に特に盛んに造像されました。「南無阿弥陀仏」と唱える念仏信仰の中心であり、庶民から貴族まで幅広く信仰を集めた如来です。

その阿弥陀如来像の中でも「古銅（こどう）」製は、銅を主原料に鋳造された仏像を指し、時代を経て落ち着いた緑青や古色をまとったものをいいます。古銅の仏像は、木彫とは異なる重厚感と気品を備え、寺院安置仏だけでなく個人礼拝用としても制作されました。

古銅阿弥陀如来像の特徴
古銅製の阿弥陀如来像には、次のような特徴が見られます。

材質の魅力：銅合金特有の光沢と、長い時を経て生じた緑青や古色が独特の風格を醸し出す。

鋳造技法：一体鋳造や寄木鋳造などの手法が用いられ、細部に至るまで緻密に表現。

姿勢と印相：多くは来迎印（らいごういん）や定印（じょういん）を結び、慈悲深い表情を見せる。

衣文表現：流麗な衣のひだ（衣文）が金属でありながら柔らかさを感じさせる。

台座・光背：蓮華座や火焔光背を伴うものは格調高く、完全な具足品は特に高評価。

これらの特徴は、時代や地域によっても異なり、制作背景を読み解く手がかりとなります。

骨董品・美術品としての価値
古銅の阿弥陀如来像は、以下の観点から市場で高く評価されます。

歴史的価値：中世から江戸期にかけて制作された仏像は、日本の信仰史を物語る貴重な資料。

美術的価値：鋳造技術の粋が凝縮され、細部の造形美や古色の味わいが鑑賞対象となる。

市場価値：小型の礼拝用像は数万円〜十数万円規模から、大型の寺院安置用や由緒ある像は数十万〜百万円を超える場合もある。特に平安・鎌倉期様式を伝える古銅仏は希少で高額取引の対象。

このように、阿弥陀如来像は宗教的意義に加え、美術骨董品としても高い市場価値を持ちます。

買取のポイント
古銅阿弥陀如来像を売却される際には、次の要素が査定に大きく影響します。

制作時代：江戸期以前のものは特に評価が高い。

保存状態：欠損や補修の有無、緑青の自然な風合いが残っているか。

付属品の有無：蓮華座や光背が揃っているかどうか。

大きさと重量：大型で存在感のある像は希少性が高い。

由来・伝来：寺院旧蔵や由緒ある伝来のものは査定額が大きく上がる。

寿永堂では、仏像に精通した専門鑑定士が一体ごとに丁寧に拝見し、時代背景や技法、保存状態を考慮した正確な査定を行っております。

まとめ
仏像古銅阿弥陀如来像は、重厚な存在感と歴史的・宗教的価値を兼ね備えた重要な骨董美術品です。制作年代や保存状態、付属品の有無によっては高額査定が期待できます。寿永堂では、豊富な実績と専門知識をもとに大切な仏像を誠実に査定・買取いたします。売却をご検討の際は、安心してご相談ください。

奈良県生駒市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。