大明宣徳年製 七宝耳付花瓶 買取実績

買取品名
大明宣徳年製 七宝耳付花瓶
買取エリア
大阪府東大阪市
買取額

コメント
中国美術の大明宣徳年製七宝耳付花瓶を買取させていただきました。

1. 大明宣徳年製とは


(1)宣徳年間の工芸品


「大明宣徳年製(だいみんせんとくねんせい)」は、中国明朝の宣徳帝(1426年~1435年)の治世に製作された美術工芸品に付される銘です。この時代の工芸品は、高度な技術と洗練されたデザインが特徴で、宮廷御用達の作品が多く残されています。



(2)宣徳年製の骨董市場における評価



  • 宣徳青花磁器 - 明代の最高峰とされる染付磁器。

  • 七宝焼 - 銅器に琺瑯(ほうろう)を施した七宝焼の技法が確立。

  • 宮廷工芸の発展 - 磁器、金工、漆器の技術が最盛期を迎える。



2. 七宝耳付花瓶の特徴


(1)七宝焼の技法



  • 金属素地の表面にガラス質の釉薬を施し、高温焼成して色鮮やかな装飾を実現。

  • 赤、青、緑、白などの鮮やかな色彩が特徴。

  • 花瓶の表面に細かい金属線を用いた「有線七宝(ゆうせんしっぽう)」が施される。



(2)耳付き花瓶の意匠


花瓶の左右に取っ手(耳)が付けられており、龍や獅子、鳳凰など縁起の良いモチーフが装飾されていることが多い。宮廷用として作られたため、精緻な彫刻と豪華な装飾が施される。



3. 七宝焼の製作技法


(1)素地の製作


銅や青銅を鋳造し、表面を滑らかに研磨することで、七宝の装飾が定着しやすくなる。



(2)七宝の装飾技法


金属線を用いた「有線七宝」や、直接釉薬を盛る「無線七宝」などがあり、宣徳年製の作品は主に有線七宝が用いられる。



4. 骨董市場での価値


(1)製作年代による評価


宣徳年間の本物の七宝花瓶は極めて希少であり、美術館級の品として高額で取引される。



(2)作家や工房の影響


宮廷御用達の工房による作品や、宮廷工芸家によるものは特に価値が高い。



(3)保存状態


七宝の剥がれやヒビがないものが市場価値を高める。共箱や証明書があるとさらに評価が高まる。



5. 現代における評価


(1)文化財としての需要


中国の美術館や個人コレクターの間で、宣徳年製の工芸品は特に高い評価を受けている。



(2)美術品・コレクター需要


日本国内外で七宝焼の工芸品は人気があり、特に宣徳年製のものは市場価値が高騰している。

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