大樋飴焼 フタ置き 九世大樋長左衛門 買取実績

買取品名
大樋飴焼 フタ置き 九世大樋長左衛門
買取エリア
大阪府大阪市
買取額

コメント
共箱で非常に状態の良い品を買取させて頂きました。

大樋飴焼(おおひあめやき)とは、日本の陶芸品のひとつで、特に「大樋焼(おおひやき)」の一種です。大樋焼は加賀藩(現在の石川県金沢市)で発展した伝統的な陶芸で、その中でも「飴釉(あめゆう)」という釉薬を用いた作品が「大樋飴焼」として知られています。この作品群は、大樋家によって代々伝えられてきたもので、特に茶道具として愛用されています。

■大樋焼とは
大樋焼は、加賀藩主であった前田家の庇護のもとで、17世紀に石川県金沢で誕生した陶芸です。その名は、初代の陶工である大樋長左衛門に由来します。大樋焼は主に茶道具、特に茶碗を中心に作られ、加賀藩の御用窯として高い評価を受けました。その特徴は、手びねりで作られる柔らかな造形と、土の質感を生かした釉薬使いにあります。

特に「飴釉」を使った焼成方法が特徴的で、飴色の艶やかな釉薬によって温かみのある色合いが生まれます。飴釉の光沢と独特の風合いは、茶道における「侘び寂び」の精神と相性がよく、茶人たちに好まれてきました。

■九世大樋長左衛門
大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)は、大樋焼の伝統を代々継承してきた大樋家の陶工の名前で、「長左衛門」という名は世襲の名前です。九世大樋長左衛門(1881年~1961年)は、伝統的な技法を守りつつも、独自の創意工夫を凝らした作品を多く作り出しました。

九世大樋長左衛門は、大樋焼の中でも飴釉の色調にこだわり、より深みのある色合いを追求しました。彼の作品は、手に取った際の温かみと土の感触を大切にしたものであり、茶道の精神を体現した作品が多くあります。また、茶碗だけでなく、香炉や水指、そして蓋置(ふたおき)など、茶道具として使われるさまざまな種類の陶芸作品を手がけました。

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