朝鮮美術 高麗青磁茶碗 買取実績

買取品名
朝鮮美術 高麗青磁茶碗
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概要

今回お買取りしたのは、**朝鮮美術を代表する「高麗青磁(こうらいせいじ)の茶碗」**です。高麗青磁は、10〜14世紀の高麗王朝期に栄えた名陶で、世界的にも宋代青磁と並び称されるほど高度な技術と美意識を備えています。本茶碗は、高麗青磁特有の翡翠色の釉調と端正な造形が美しく、茶碗としての実用美に加えて美術工芸品としての価値が非常に高い一品でした。

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特徴

今回の高麗青磁茶碗は、時代の特徴をよく示す優れた造形と釉色を備えており、古陶磁として高く評価できる内容でした。

翡翠(ヒスイ)のように澄んだ青磁釉
高麗青磁の真骨頂である「翡色(ひしょく)」の釉調が美しく、釉肌の深みと透明感が魅力。

茶碗として非常にバランスの良い造形
ゆるやかな碗形、口縁の開き具合、高台の高さなどが整い、実用性と美観の両面で優秀。

象嵌(ぞうがん)文の有無に関係なく完成度が高い
高麗青磁には
・無地青磁
・象嵌青磁
・堅手
などのバリエーションがあるが、今回の茶碗は無地青磁ながら格調高い仕上がり。

高台内の削りが丁寧で時代相応の土味が確認できる
土の焼き締まりや火色、石はぜなど、高麗陶磁の特徴が適切に見られる。

経年による微細な貫入が自然で美しい
青磁釉に入る細かな貫入は、古陶磁の風合いを表す重要な鑑賞ポイント。

骨董品としての価値

高麗青磁は、朝鮮陶磁の最高峰であり、日本の茶人や世界の美術館にも多数収蔵されている歴史的価値の高いジャンルです。今回の高麗青磁茶碗が高評価となった理由を以下に詳述します。

① 高麗青磁というブランド価値

高麗青磁は、 - 澄んだ翡翠色 - なめらかな釉肌 - 緻密な造形 を特徴とし、一般的な青磁よりも美術性が高く評価されます。

特に無地青磁の完成度が高い作品は、時代を問わず一定の需要があり、世界的なコレクターから注目される分野です。

② 釉色(発色)の出来が価値を大きく左右

高麗青磁最大の魅力は、釉色の美しさにあります。 今回の茶碗は、 - 冷たさと柔らかさを併せ持つ翡色 -均質な釉調 -不自然なムラのない発色 が確認でき、青磁として非常に質の高い作品でした。

高麗青磁は釉の発色が少しでも鈍いと価値が下がるため、今回の鮮やかな釉色は重要な評価ポイントです。

③ 造形美の高さ

高麗青磁茶碗は、茶道具として使われる現代でも、 - 碗形のバランス - 口縁の角度 - 高台の高さと削り が重要な鑑賞項目です。 今回の茶碗は、これらのポイントが整い、手取りの軽さ・安定感ともに優れた造形でした。

④ 状態の良さが価値を保つ

古陶磁は状態によって価値が大きく変わります。 今回の茶碗は、 - 大きな欠け・ひびなし - 直し跡(漆直しなど)なし - 釉肌の艶が自然 と、非常に保存状態の良い内容でした。

ただし、高麗青磁は時代物であるため、微細な貫入や釉のムラは逆に価値を高める要素になります。

⑤ 共箱・由来がある場合はさらに価値が上昇

茶人所蔵の古高麗として箱書が付く場合、作品の評価は大きく上がります。 今回は無箱での査定でしたが、作品そのものの質が高かったため十分に高額評価が可能でした。

まとめ

今回お買取りした**朝鮮美術 高麗青磁茶碗**は、 ・翡翠色の釉が美しい高麗青磁本来の魅力 ・造形バランスの整った完成度の高さ ・経年変化による自然な古色と釉肌 ・欠損のない良好な保存状態 といった要素を備えた、非常に価値の高い古陶磁でした。

高麗青磁は、釉色・造形・状態・時代判定が重要で、鑑定には専門知識が不可欠です。
「高麗青磁かどうか知りたい」「昔から家にある茶碗の価値を知りたい」「欠けがあっても売れるのか知りたい」
といったご相談にも、一点ずつ丁寧に拝見し、適正な価値をお伝えいたします。

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