翡翠香炉 瑪瑙(めのう)香炉 買取実績

買取品名
翡翠香炉 瑪瑙(めのう)香炉
買取エリア
栃木県足利市
買取額

コメント
翡翠香炉、瑪瑙(めのう)香炉を買い取りました。

翡翠香炉の概要


翡翠香炉は、高品質のヒスイ(ジェイド)を削り出して造形された香炉で、透過性のある翡翠の緑色と滑らかな質感が特徴です。茶室や書斎の香道具として用いられるほか、鑑賞用の工芸品としても高い評価を受けています。素材としての希少性と彫琢技術の高さが、骨董品市場での価値を支えます。



瑪瑙香炉の概要


瑪瑙(メノウ)香炉は、縞模様や斑点のある瑪瑙を素材に、内側をくり抜いて香炉形に成形した一種の石製香炉です。多彩な色彩と模様が天然の文様として楽しめ、香を焚くたびに光を通して揺らめく模様が空間に奥行きを与えます。



素材の特性と選別基準


翡翠は硬度が高く加工が難しい反面、適切に仕上げれば深い光沢と微細な透明感を得られます。特に緑色が均一でインクルージョンが少ないものが高級品とされます。瑪瑙はバンデッド(帯模様)が鮮明で、半透明~不透明の濃淡や縞色が美しいものが価値を高めます。



制作技法と彫琢工程


翡翠香炉は、ダイヤモンド工具や超硬ドリルを用いて粗彫りし、徐々に細鑿や研磨工具で仕上げます。内外を研磨し、縁を薄く削り出すことで軽やかなプロポーションを実現します。瑪瑙香炉も同様の手順で内側をくり抜き、外側は自然石のテクスチュアを生かした磨きをかけます。



意匠と形状の多様性


翡翠香炉は円形、角形、蓮弁形などのクラシックな形状が多く、蓋付きのものには透かし彫りで唐草文や龍・鳳凰文があしらわれることがあります。瑪瑙香炉は自然の縞模様を活かす舟形や、シンプルな円器が好まれ、蓋部には金属製の把手が取り付けられる例もあります。



鑑定ポイントと真贋判定


翡翠は合成石や染め翡翠が出回るため、硬度試験や偏光顕微鏡での結晶構造確認が行われます。天然翡翠特有の糸状インクルージョンや翡翠線が見られるか、染色の濃淡ムラがないかをチェックします。瑪瑙は帯状の縞模様が連続しているか、人工染色や樹脂注入の痕跡がないかをルーペで観察します。



市場価値と価格帯


翡翠香炉は素材の級や彫刻の精緻度、来歴によって大きく価格が変動し、数十万円~数百万円が相場です。特に古美術商が取り扱う清代翡翠香炉写しや名工作は高値が付く傾向にあります。瑪瑙香炉は素材の色彩・模様の美しさとサイズで評価され、数万円~数十万円程度で流通します。



保存・取り扱いの注意点


いずれの石製香炉も落下や衝撃に弱いため、硬質な布やクッション材を敷いた台に安定して置きます。直射日光や極端な温湿度変化を避け、埃は柔らかな筆や布で優しく払います。香渋は使用後に速やかに払い落とし、強い化学薬品での洗浄は避けてください。



まとめ


翡翠香炉・瑪瑙香炉は、天然石の美しさと高度な彫琢技術が融合した骨董品です。素材の選別基準、制作技法、鑑定ポイント、保存管理を総合的に把握することで、その芸術的価値と歴史的意義を長く楽しむことができます。



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