薩摩焼 面取茶入 買取実績

買取品名
薩摩焼 面取茶入
買取エリア
三重県伊勢市
買取額

コメント
薩摩焼 面取茶入を買取させていただきました。

薩摩焼 面取茶入の概要

薩摩焼は、鹿児島を代表する伝統陶磁器であり、その歴史は16世紀末の文禄・慶長の役にまでさかのぼります。朝鮮から招かれた陶工たちの技術を基盤として発展し、白薩摩・黒薩摩という二大系統を形成しました。その中でも「茶入(ちゃいれ)」は、抹茶の濃茶用に使われる茶道具であり、特に面取(めんとり)と呼ばれる造形を持つものは、造形美と機能美を兼ね備えた逸品として高く評価されています。

薩摩焼の茶入は、京焼や信楽焼と並んで茶人に愛好され、明治期には海外でも人気を博しました。面取茶入は、角度を持たせた造形が光の陰影を美しく映し出すことから、美術的にも鑑賞価値の高い茶道具とされています。

薩摩焼 面取茶入の特徴

薩摩焼の面取茶入には、次のような特徴があります。

面取りの造形美:胴部に角度をつけて削ぎ落とすように成形され、立体感と品格を兼ね備える。

薩摩焼特有の肌合い:白薩摩はきめ細かい乳白色の素地に金襴手の絢爛な絵付け、黒薩摩は深みのある黒釉で力強さを表現。

細工の精緻さ:華麗な金彩や色絵、あるいは無地で落ち着いた佇まいのものまで多彩。

茶道具としての格:茶入は茶道具の中でも格の高い品目とされ、茶会における象徴的存在。

このように、薩摩焼の面取茶入は造形・装飾・歴史性の三拍子が揃った骨董品といえます。

骨董品としての価値

薩摩焼 面取茶入は、以下の観点から骨董市場で高く評価されます。

歴史的価値:薩摩焼の茶入は、藩政時代の献上品や輸出陶磁として発展した背景を持ち、文化史的に意義深い。

美術的価値:金襴手の華やかさや黒薩摩の渋さは、国内外のコレクターに人気。

市場価値:保存状態の良い面取茶入は数万円から数十万円で取引され、著名な陶工や窯元による作品ではさらに高額査定につながる。

特に、江戸後期から明治初期に制作された由緒ある薩摩焼の茶入は、希少性が高く、国際的にも人気があるため市場価値が安定しています。

買取のポイント

薩摩焼 面取茶入を売却する際には、以下の要素が査定額を左右します。

真贋の鑑定:銘や窯印、意匠の特徴から真作かどうかを専門的に判定。

保存状態:欠けやヒビがないことが重要で、共蓋や仕覆、共箱が揃っていればさらに高評価。

時代判定:江戸期の作品、明治期の輸出品、現代作家物などによって評価が変動。

作家・窯の特定:島津家御用窯や著名陶工による作品は特に高額査定の対象。

付属品の有無:共箱、仕覆、由来が分かる古文書や鑑定書などは大きなプラス要素。

寿永堂では、薩摩焼や茶道具の豊富な取扱実績を活かし、最新の市場相場を反映した適正な査定を行います。

まとめ

薩摩焼 面取茶入は、茶道具としての格を持ちつつ、薩摩焼特有の美しさを備えた逸品です。歴史的背景、美術的魅力、市場価値のいずれにおいても高い評価を受け、保存状態や付属品によっては高額査定が期待できます。寿永堂では、信頼と実績をもとに、薩摩焼の茶入をはじめとする茶道具を丁寧に査定・買取しております。大切な面取茶入を売却される際は、ぜひ一度ご相談ください。

三重県で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

鑑定のご相談、
お待ちしております!

お電話でのご相談・鑑定依頼

電話買取簡易査定が可能ですので、まずはご相談ください。

0120-13-6767

鑑定依頼メールフォーム

出張鑑定や持ち込み鑑定のご依頼はメールフォームからも受け付けております。お気軽にご連絡ください。

メールフォームはこちら

LINEで簡単査定

LINEで簡単に査定が可能になりました。

友だち追加 LINEQR

多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。