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特別貴重刀剣認定書付きの刀は、公益財団法人日本美術刀剣保存協会によって「特別貴重刀剣」と認定された日本刀で、国宝・重要文化財に準じる評価を受けた逸品です。認定書は真贋と分類・年代・作風を公式に証明するもので、骨董品としての価値を大きく高めます。
特別貴重刀剣は、美術的・歴史的価値が高い刀剣を選定し、保存と普及を図る制度です。認定書には登録番号、刀派、作者、製作年代、寸法、姿・地鉄・刃文など詳細が明記され、後世に正確な情報を伝えます。公的証明があることでオークションや売買市場での信頼性が飛躍的に向上します。
鑑賞用骨董刀としては、錆の発生、刃こぼれ、折損、鍔割れなどがないことが前提です。専門家による適切な錆取り、防錆処理、揃え研ぎ(落とし研ぎ)を経ており、補修跡が目立たないことも高評価につながります。
登録証、認定書、鑑定書の他、旧蔵家記録や展覧会図録掲載履歴が揃うと、骨董価値はさらに高まります。特に由緒ある旧蔵・名家伝来の証明はプレミアムとなり、正当な所有権の移転もスムーズです。
特別貴重刀剣認定書付き刀は、保存状態や銘振り・刀派による差はあるものの、一般的に300万~1,000万円台が相場です。著名刀工(国重文作家/水心子正秀・粟田口吉光など)や名品級は1,000万~数千万円に達することもあります。
刀身は油膜を保つため、年に数回、銘柄入り防錆油を薄く塗布します。直射日光や高湿を避け、刀掛台や刀袋にて水平保管。拵えは桐箱に仕舞い、湿度50~60%、室温20℃前後の環境で管理します。
認定書(特別貴重刀剣)付きの刀は、公的証明による真贋・分類・来歴の保証と、優れた地鉄・刃文・拵え・保存状態が揃うことで骨董的価値を最大化します。国宝・重文に次ぐ格付けとして、コレクター、研究者、展示機関から今後も高い評価を受け続ける逸品と言えるでしょう。
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