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青磁(せいじ)とは、淡い青緑色の釉薬を施した磁器のことで、中国の宋代(960年~1279年)に最盛期を迎えました。透明感のある釉薬と滑らかな質感が特徴で、日本の茶道や香道の文化にも影響を与えました。
香炉(こうろう)は、香を焚くための器で、仏教儀式や日常の香文化において重要な役割を果たします。青磁香炉は、見た目の美しさと機能性を兼ね備えており、骨董品としての価値も高いです。
青磁香炉は、実用品としての機能だけでなく、芸術品としての価値も高く評価されます。特に中国の古窯のものや、日本の室町時代・江戸時代に輸入されたものは、美術館級の逸品として扱われます。
青磁は、精製された陶土を成形し、高温(約1300℃)で焼成することで、ガラス質の釉薬が独特の青緑色を生み出します。
釉薬の厚みや焼成環境によって、発色が微妙に異なり、同じ窯でも一点一点異なる風合いが生まれます。
宋代の龍泉窯の青磁香炉は非常に高い価値があり、日本の室町時代~江戸時代の渡来品も高額で取引されます。
景徳鎮窯、龍泉窯などの名窯で制作されたものは、特に市場価値が高い。
欠けやひび割れがなく、釉薬の艶が良いものほど価値が高い。箱書きや鑑定書があるものは、さらに評価が上がる。
多くの青磁香炉が美術館や博物館に収蔵され、文化財として高い評価を受けている。
国内外のコレクターの間で人気があり、中国市場では宋代のものが特に高額で取引される。
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