竹内栖鳳
たけうち せいほう

1864年12月20日-1942年8月23日
近代日本画の先駆者で、画歴は半世紀に及び、戦前の京都画壇を代表する大家
20歳:京都府画学校の北宋画科に入学
23歳:京都府画学校で出仕
33歳:教諭を努めた画塾「竹杖会」には、上村松園や小野竹喬・橋本関雪・土田麦僊などが入塾
36歳:パリ万博で『雪中燥雀』が銀牌を受け、視察をきっかけとして7か月かけてヨーロッパを旅行し、ターナー、コローなどから強い影響を受ける
1924年にフランスのレジオンドヌール勲章、1931年(昭和6年)にハンガリー最高美術賞およびドイツのゲーテ名誉賞、1937年(昭和12年)に第1回文化勲章を受ける
大獅子図
羅馬之図
雨霽
飼われたる猿と兎
アレ夕立に
絵になる最初
群鵜
班猫
平家驚禽声逃亡
秋興
薫風稚雀・寒汀白鷺
動物を描けば、その匂いまで描くといわれた達人で、画風は四条派を基礎としているが、
狩野派の他に西洋の写実画法などを意欲的に取り入れております。
守旧派からは「鵺派」と呼ばれて揶揄されたが、大画面を破綻なくまとめその筆法には
悠然たる迫力を備えており、近代を代表する大家と評されております。
終始官展にとどまり在野の横山大観と画壇の双璧をなし「西の栖鳳、東の大観」と称されています。

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