王翬
おうき

プロフィール


王翬(おうき)は、中国清代初期の画家で、四王呉惲(しおうごうん)の一人として知られています。字(あざな)は石谷、号は耕煙外史、烏目山人、清暉主人などです。江蘇省常熟の出身で、幼いころから画を学びました。王鑑と王時敏という二人の名画家に師事し、南宗画と北宗画の画風を融合して新しい様式を完成させました。彼の山水画は清代第一と称され、康熙帝からも重用されました。彼は自然と古典に基づいた画法を確立し、虞山派と呼ばれる一大画派を開きました。彼の作品は多くが故宮博物院や上海博物館などに収蔵されています。

代表作品


王翬(おうき)の代表作品は、以下のようなものがあります。

『山水図』:王翬が山東省に住む友人の嶧亭(えきてい)を訪ねたときに描いた作品です。山水画の構成や筆法は王翬の師である王鑑(おうかん)に似ていますが、色彩や墨法は王翬独自の工夫が見られます。この作品は澄懐堂美術館に所蔵されています³。
『秋江図』:王翬が清朝の康熙帝に献上した作品です。秋の江辺の風景を描いており、遠近法や空間感を巧みに表現しています。この作品は故宮博物院に所蔵されています。
『雲山図』:王翬が晩年に描いた作品です。雲霧に包まれた山々を描いており、墨色や筆致が変化に富んでいます。この作品は上海博物館に所蔵されています。

王翬は清代初期の画家として高く評価されており、彼の作品は多くの美術館やコレクションに収められています。彼の画風は南宗画と北宗画の画法を融合させたもので、清代の宮廷絵画や文人画に大きな影響を与えました。

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