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寿永堂から東に1km先に、新年のニュースでおなじみの兵庫県・西宮戎神社があります。
1月10日の本戎の日、赤門の開門と同時に境内を駆け抜けていく老若男女。
1~3位までが福男となり、一躍、時の人となれるのです。
明日は、七五三を祝う晴れ着を着た子ども達が、家族総出であちこちで記念撮影していることでしょう。
しかし、日本着物振興会がきものの日に制定しているとはいえ、昨今の着物事情は厳しいものがあります。
若い世代が着物を着るのは、七五三・成人式・和装の結婚式ぐらいで、それもレンタルが主流です。
高値の上、管理に手間がかかり、簡単に着ることができないという理由が挙げられます。
しかしながら、時折ピシッと襟を合わせた着物姿の人に出会うと、目をそらせないくらい見惚れてしまいます。
本当に時折になってしまったのが、さみしい限りです。
骨董と同じく明治・大正・江戸の古い着物で芸術価値が高いものは高値で売買されることがあります。
作家ものや落款が入るものは、まさに芸術作品として人気が高いからです。
先日、八尾市のお客様宅で、おばあさまが嫁いで来る時に、無理して両親が揃えてくれた着物も、
今は娘も孫も敬遠し、誰も袖を通すことがないと寂しがっておられました。
絹のすばらしい布地ですから、リサイクルで洋服に仕立てるということも出来ますが、
お気持ちは、誰かに来てもらって喜んでいる姿をみたいというところでしょうか。
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