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何も置かれていないがらんとした部屋で、大きな横長の窓に縁取られ、ケヤキの緑がひときわ映える東京のオアシス、砧公園にある世田谷美術館で風変りな企画展「作品のない展示室」が開かれています。
1986年開館の世田谷美術館は吹上新御所設計で知られる建築家、内井昭蔵の代表作です。「健康な建築」を唱えた内井は、自然が生み出す秩序やかたちを建物に取り入れ、饒舌とも思える建築をつくり上げ、合理性だけではなく、人間にとっての親しみやすさを追求したとされています。
緑豊かな公園に溶け込むよう、同館は窓の多い開放的なつくりになっているが、来館者がそれを実感できる機会は少なかった。
細かい仕切りも、作品もない大空間。明るく照らした空の展示ケース、搬入口など、美術館の「機能」もあえて見せている。隣接のギャラリーでは、これまで開催した195の企画展(今回中止になったものも含む)のポスターや、パフォーマンスの記録映像などを紹介しているそうです。
「作品のない展示室」は入場無料・8/27までだそうなので、機会あれば訪れてみたいですね。
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