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京都府立堂本印象美術館は、企画展「憧れのヨーロッパ旅行」を2020年11月28日(土)～2021年3月28日(日)に開催します。
日本画壇の重鎮として活躍していた堂本印象はヨーロッパへ旅立ちました。印象は約半年間の滞在中、西洋古典美術のみならず現代美術の動向にも直に触れ、自身の今後進むべき道を確信して帰国しましたが、本展では、帰国後に発表した《メトロ》や《窓》のほか、ヨーロッパ滞在中に描いた現地のスケッチ画、油彩画など、ヨーロッパ旅行に関連して制作された作品を紹介されています。

◎新しい日本画を目指して
ヨーロッパ旅行で刺激を受けた印象は、帰国後《メトロ》や《窓》を発表しましたが、形態のデフォルメや簡略化といった造形的な表現に取り組んだこれらの作品には、新しい日本画を模索する印象の意欲がよく表れています。また、旅行中に鑑賞したピカソやルオーの陶芸作品に影響を受け、工芸という新たなジャンルにも本格的に挑戦しました。

今回は少し珍しい、企画となっているので、機会あれば訪れてみたいものですね