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企画展「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」が、神奈川県立近代美術館で、2021年1月9日(土)-4月11日(日)まで開催され、。その後、東京の渋谷区立松濤美術館に巡回予定だそうです。
死の直前までベーコンが手元に残した初期絵画や素描、資料など約130点が日本初公開で、生前に明らかにされることのなかった着想源に光をあて、この画家の知られざる姿と制作の秘密に迫る展示となっております。
フランシス・ベーコンは、イギリスを拠点に活動し独自の具象画を確立した20世紀を代表する画家で、アイルランドのダブリンに生まれ。独学で絵画を学んだベーコンは、ベラスケスやファン・ゴッホを参照しデフォルメされた身体や叫びを上げるかのような人物画を手掛け、同時代の美術界に大きな影響を与えました。
ベーコンの無比の作風へと結実する制作過程─素描、参照していた印刷物、そしてほとんどを破棄したとされていた初期作品など─は、生前は謎に包まれていましたが、親しく交流していたバリー・ジュールは、亡くなる直前の画家から、それら貴重な作品や資料を譲り受けていました。
展示品では、20代の初めにシュルレアリスムなどの影響を受けた作品を手掛けておりましたが、多くは、すでに破棄されていると考えられてきたものもあり、本展では、キュビスム風の《自画像》など、初期の貴重な油彩画10点を展示されます。
映画『戦艦ポチョムキン』の1シーン、ボクサーや自転車選手、そして写真家エドワード・マイブリッジによる連続写真の上に描かれたドローイング作品などを日本初公開。完成された油彩画への展開を垣間見られる、貴重な資料の数々を目にすることができるものとなっております。
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