Menu
近年、国内外で再び注目を集めているのが「掛け軸」の世界です。特に中国人コレクターや日本国内の茶道愛好家、美術品収集家からの需要が高まり、高価買取されるケースが増えています。
本記事では、2025年時点で市場価値の高い掛け軸作家やジャンルをランキング形式でご紹介。ご自宅にある掛け軸の価値を見直す参考にしていただければと思います。
近代日本画の巨匠として不動の人気を誇る
横山大観の掛け軸は、美術館級の作品として扱われることもあり、保存状態が良いものであれば数百万円〜数千万円の査定がつくこともあります。特に富士山をモチーフにした作品や、署名・共箱・鑑定書付きのものは高評価。
参考買取価格:200万円〜3,000万円超
風景画・山水画の名手として評価され続ける
川合玉堂の作品は、自然と人間の営みを繊細に描く作風で人気があります。特に明治末〜昭和初期にかけて描かれた作品や、展覧会出品作は希少価値が高く、高額査定の対象となります。
参考買取価格:50万円〜500万円
東洋的美意識を極めた京都画壇の大家
橋本関雪は中国古典の影響を受けた気品ある画風で知られ、特に動物画(獅子、虎など)はコレクターに人気があります。保存状態と真贋によっては百万円単位の査定が期待できます。
参考買取価格:30万円〜300万円
版画家としても有名だが、書や掛け軸作品も高評価
独特の墨の筆致と宗教的世界観を持つ作品が特徴。掛け軸作品は出回る数が少ないため、希少性が高く、専門市場では競り合いになることも。
参考買取価格:50万円〜300万円
京都画壇の重鎮で、動物画・花鳥画の第一人者
写実性の高い画風と優れた筆力で、国内外の美術館にも多く収蔵されています。肉筆作品かつ共箱・鑑定書付きのものであれば数百万円の査定が可能。
参考買取価格:100万円〜500万円
2025年現在、日本にある中国書画や仏教画(曼荼羅図・仏像図)は、国内外からの評価が高まっており、オークション市場でも高額取引されています。
などは、特に中国人コレクターによる“回流”需要で注目されています。
これらの条件を満たす作品は、古くても確かな価値が認められ、査定時に大きな差を生みます。
掛け軸は保管状態が価格に大きく影響するため、無理に開封せず、なるべくそのままの状態で査定を依頼しましょう。鑑定士が現物を確認することで、真贋や市場価値が正確に判断できます。
また、状態が良くても作家名が不明なものは価値が付きにくい場合があるため、箱書きや落款などが読み取れるようにしておくとよいでしょう。
ご実家や蔵、押し入れに眠る一幅の掛け軸が、実は数百万円の価値を持つことも珍しくありません。査定や売却を検討する際には、骨董・美術品の専門知識を持つ買取業者に相談し、価値を見極めることが大切です。
寿永堂では、経験豊富な鑑定士が一点一点丁寧に拝見し、適正かつ高額査定を行っています。出張査定やLINE査定にも対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。