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3月も後半に入り、そろそろ本格的に桜の開花が気になる
時期となりました。
大阪のお客様よりご依頼をいただき、
車を走らせておりますと、桜並木に差し掛かり、
つぼみが膨らみ始めている様子が目に入りました。
桜の開花を知らせる桜前線より少々遅れてやってくるのが
「たけのこ前線」です。
全国各地のたけのこの旬を線で結んだもので、
3月上旬、季節の最初に出荷されてくる九州産にはじまり、
徳島産、京都産、そして関東へと北上します。
続いて石川産、福島産へとUターンし、旬の時期を終えます。
土質が良く、たけのこ山の手入れが行き届いている、
京都の山城のものが特においしいそうです。
「朝掘ったら、その日のうちに食べろ」といわれるくらい、
鮮度が大切な食材でありますが、
竹に成長しますと、松や梅と共に新年の門口に飾られるなど、
おめでたいものとして慶事に使われ、
縁起物として古美術の中にも多く描かれています。
寒さに耐え、強風に煽られても決して倒れず、
天に向かって真っ直ぐに生えているその佇まいが、
昔から人々の心を捉え憧憬の的となっているのでしょうね。
大阪のお客様より鑑定・買取させていただいたお品は、
巻物、鉄瓶、茶道具、花入れの数点でございました。
続いてお伺いした神戸のお客様は、梅や桜といった
花のモチーフの陶磁器がお好きだそうで、
そんな作品のお話に花が咲き、
それぞれに、早春の趣漂う良い時間を過ごさせていた
だきました。
私ども、兵庫県芦屋 寿永堂は、お客様が大切にして
こられた古美術・骨董品を取り扱わせていただく中で、
お客様との出会いとお心を大切にし、信頼・安心して
買取をさせていただけるよう、竹のような成長を目指し
邁進していく所存です。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。