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今朝、暖房をつけて部屋が温まってきた頃、窓からうぐいすの鳴き声が響いてきました。
大きくはなかったのですが、はっきりと聞こえるその声に思わず手を止めて窓を見上げました。
新潟で積雪が550㎝の最高記録とか・・寒さには飽きあきしてますが、ほっと一息ついた朝でした。
ご縁があって京都の伏見区にお伺いする機会がございました。
3年ほど前にご主人様が亡くなり、手つかずだった遺品の整理をされたいというお話でした。
骨董品の中に目をひく硯箱があり、見事な蒔絵が施されていました。
蒔絵は奈良時代に生まれた日本独自の工芸技法で、漆器に漆で絵や文様を描き、乾かないうちに金粉や銀粉を振りかけます。
室町時代は各地の大名が職人を育てましたが、明治維新で大名家がなくなると技術の継承がむずかしくなりました。
しかし、輸出した蒔絵がアールヌーボーやアールデコに影響を与えました。
日本の繊細な伝統技術・工芸は、欧州をはじめ、様々な国で驚かれ、認められていったのです。
骨董は遥かな時間や、職人の思いも乗せているのですね。
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