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清明(4/5)頃になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなるといい、
南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節の・・はずですが、先週末の朝晩の冷え込みにびっくりですね。
京都への出張では、風も強く体感は真冬のようでした。
焼物の時代鑑定にはさまざまな特徴を見つけることが重要です。
時代時代によって世情や流行がありますので、例えば、器の底・高台の形も変わってきます。
必ずそうだということはないのですが、奈良時代は全体的に丸みをおびてふくよかな感じで、高台が高いものは身分の高い人たちが使いました。
鎌倉時代は、質実剛健の鎌倉武士が築いた文化で平安の優美さは次第になくなり、高台の形も装飾的な雰囲気がなくなってゆきます。
室町時代は戦乱の時代に入り、やきものは農業の発展とともに一般庶民が対象となるものが多くなり、粗雑で高台も省略されるものなどが現れます。
このように、時代の特徴を捉えながら、それを手掛かりに細部をみてゆくのも楽しみ方のひとつです。
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