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暑さが少し和らいできましたね。
朝夕は肌寒いくらいに感じます。
とはいうもののまだまだお盆の名残で、帰省されたご家族のお手伝いで蔵整理にお伺いしたりと
大きな仕事の多い週でした。
他には 実家から持ち帰ってこられたという陶磁器や屏風など、古美術の鑑定依頼も多く受けました。
さて、今回は陶磁器についてです。
焼きものの事を一般的には陶磁器と言いますが、大別すると土器・炻器・陶器・磁器の4つに分類されています。
・土器
釉薬をかけない、いわゆる素焼きのことです。水漏れをするので食器などには使われません。
800~900℃で焼きます。
・炻器(せっき)
釉薬はかけずに、1100~1250℃の高温で焼き締めます。
常滑焼、信楽焼、備前焼などがこれにあたります。
・陶器
釉薬をかけて、1110~1250℃の高温で焼きます。
釉薬の種類により多彩なバリエーションがあります。
瀬戸焼、美濃焼、萩焼など厚手で、土のぬくもりを感じさせるものが多くあります。
・磁器
土器、炻器、陶器の原料が土なのに対して、磁器の原料は石です。
1300℃前後の高温で焼きます。
そのため焼きものの中で一番硬く、透光性があるので光が透けて見えます。
陶器に比べて薄手のものが多くあります。
有田焼、九谷焼、京焼などがこれにあたります。
お気に入りの一品を見つけたときの喜びは格別ですね。
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