Menu
先週、和歌山へ行きました。
寒い寒いと思っていましたが、大きなお屋敷の庭先にみごとな しだれ梅が咲いていて、
風にゆれる赤い花をつけた枝が美しく、春もそこまで来てるのだととても嬉しくなりました。
和歌山には瑞芝(ずいし)焼という「瑞々(みずみず)しい芝」のように透明感のある青緑色が特色の窯元があります。
絵付けをするのではなく、彫りによって描くのも瑞芝焼の特徴で、浮き彫りは釉薬をたっぷりとかけ、緑色の濃淡の差を出して、立体感を出し、線彫りの場合は釉薬(ゆうやく)をごく薄くかけて、繊細な線を最大限に生かします。
いったんは明治維新後に廃業に追い込まれましたが、その後約100年を経て再興されました。
まんべんなく発色した緑色の地肌と、ほの白く浮かび上がる浮き彫り模様とが照らし合って、しっとりと濡れたように輝いてみえる、女性に人気というのもうなずける非常に上品な焼物です。
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。