二分判金 一分判金 買取実績

買取品名
二分判金 一分判金
買取エリア
大阪府羽曳野市
買取額

コメント
二分判金 一分判金を買取させていただきました。

二分判金・一分判金の概要

二分判金(にぶばんきん)・一分判金(いちぶばんきん)は、江戸時代に幕府によって鋳造・流通した小型の金貨です。いずれも小判(小判金)を単位として分割した貨幣であり、当時の貨幣制度を理解する上で欠かせない歴史的資料です。

江戸幕府は慶長期以降、金・銀・銅の三貨制度を整備し、金貨は位階によって「小判」「一分判」「二分判」などに分けられました。これらは実用貨幣として庶民の間でも広く使用され、今日では日本貨幣史を象徴する重要な骨董品として高い評価を受けています。

二分判金・一分判金の特徴



形状と材質:
長方形を基調とした楕円形の金板で、純金ではなく金銀の合金(約金56〜58%)。

刻印(極印):
表面に「光次」「光次作」などの極印(造幣責任者の銘)が打たれ、裏面には花押文様や桐紋などが刻まれる。

サイズ・重量:

二分判金:約8.6g前後

一分判金:約2.1g前後

時代ごとの変遷:
慶長期から明治初期にかけて複数の種類が鋳造されており、慶長・元禄・文政・天保・安政などの年号ごとに細部が異なる。

これらの特徴によって、真贋や時代判別が可能となり、同じ金種でも時期や鋳造所によって市場価格が大きく変動します。

時代別の代表的種類



慶長二分判金/一分判金(江戸初期):
純度が高く、重量感がある。初期の代表作として希少価値が高い。

元禄二分判金/一分判金:
金含有量が減少するが、美しい打刻と整った形が特徴。

文政・天保期の二分判金:
改鋳が繰り返され、金の割合が減少。実用貨幣として広く流通した。

安政期以降:
銀貨との交換比率調整のため、さらに金含有量が低下。幕末の経済事情を反映した貨幣。

このように、判金は貨幣の歴史だけでなく、当時の経済や政治の変化を読み取る貴重な資料でもあります。

骨董品・収集品としての価値

二分判金・一分判金は、以下の観点で評価されます。

歴史的価値:江戸時代の貨幣制度を象徴する実物資料。

美術的価値:手打ちの金色光沢、極印や花押の美しさが鑑賞対象。

市場価値:

一般的な状態の文政・天保期品:数万円前後。

慶長・元禄など初期のもの:10万〜50万円以上。

保存状態が極めて良く、希少な極印のもの:100万円を超えることもある。

特に「慶長二分判金」「元禄一分判金」は発行数が少なく、市場でも高値で取引されています。

買取のポイント

二分判金・一分判金の査定において重視されるポイントは次の通りです。

真贋判定:近年、精巧な模造品も多く、鑑定眼が重要。極印や縁の摩耗状態で真贋を判断。

保存状態:表面の摩耗、打刻の鮮明さ、輝きの残り具合。状態が良好なものほど高評価。

時代・品位:慶長期など初期の高品位金貨は特に高額査定。

複数所有・セット品:二分判・一分判・小判などが一揃いで残る場合は査定額が上昇。

付属品:鑑定書・来歴書・桐箱などがある場合はプラス査定。

寿永堂では、貨幣学に精通した専門鑑定士が一点ごとに真贋と時代を確認し、最新市場相場に基づいた適正査定を行います。金相場の変動も考慮し、骨董的価値+金地金価値の両面から公正に評価いたします。

まとめ

二分判金・一分判金は、江戸時代の貨幣制度と職人技を今に伝える貴重な歴史的遺産です。刻印の美しさや時代背景によって評価が大きく異なり、特に初期の慶長・元禄期のものは高額査定が期待できます。

寿永堂では、金貨・銀貨をはじめとする古銭・古金銀の豊富な取扱実績を活かし、真贋鑑定から市場評価まで誠実に対応しております。ご自宅に眠る判金・小判・丁銀などがございましたら、どうぞ安心してご相談ください。

大阪府羽曳野市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

鑑定のご相談、
お待ちしております!

お電話でのご相談・鑑定依頼

電話買取簡易査定が可能ですので、まずはご相談ください。

0120-13-6767

鑑定依頼メールフォーム

出張鑑定や持ち込み鑑定のご依頼はメールフォームからも受け付けております。お気軽にご連絡ください。

メールフォームはこちら

LINEで簡単査定

LINEで簡単に査定が可能になりました。

友だち追加 LINEQR

多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。