提げ物 煙草入山 印籠根付 他 買取実績

買取品名
提げ物 煙草入山 印籠根付 他
買取エリア
大阪府羽曳野市
買取額

コメント
提げ物 煙草入山 印籠根付 他を買取させていただきました。

提げ物(さげもの)とは

提げ物(さげもの)とは、江戸時代に男性が身につけた携帯小物の総称で、印籠(いんろう)・根付(ねつけ)・煙草入れ・矢立・巾着などを指します。武士や町人が着物姿の際に持ち歩く実用品であると同時に、装飾品としての美的要素も兼ね備えた品々です。

帯刀が許されていた時代、腰回りの装飾は男性の身だしなみや個性を表す重要な要素でした。そのため提げ物は、素材・意匠・細工に至るまで贅を尽くした美術工芸品として発展しました。

特に「煙草入れ」「印籠」「根付」は三点揃いで持つことが多く、現代でも高級骨董品として国内外で非常に人気があります。

提げ物の種類と特徴

提げ物の中でも代表的な3点、「煙草入れ」「印籠」「根付」について解説します。

煙草入れ:
江戸後期に広まった嗜好品入れで、革や根皮、籐編み、金具細工など多様な素材が用いられました。特に象嵌金具や銀細工が施されたものは高級品とされます。

印籠(いんろう):
薬や印鑑、小物を収納するための小箱を重ねて組み合わせた実用品。漆塗りや蒔絵、螺鈿など日本独自の加飾技術が凝縮され、美術品として世界的に評価が高いジャンルです。

根付(ねつけ):
印籠や煙草入れを帯から下げる際の留め具。木彫・象牙・金属など素材は多岐にわたり、職人の彫刻技術やユーモアあふれる造形が人気です。名工の作品は単体でも高額取引されています。

これらは単なる実用品ではなく、「携帯できる美術品」として日本人の美意識を象徴しています。

骨董品・美術品としての価値

提げ物は、素材・意匠・制作時代・作家によって評価が大きく異なります。

歴史的価値:江戸〜明治期の作品は、当時の生活文化や職人技を伝える貴重な資料。

美術的価値:漆芸・金工・木彫など日本伝統工芸の粋が凝縮。特に蒔絵印籠や象牙根付は海外コレクターにも人気。

市場価値:

無銘・一般的な提げ物:数万円前後。

名工(正阿弥勝義・森田藻己・玉川堂など)の作:数十万〜百万円超。

江戸中期以前の完品・三点揃いはさらに高額査定が期待できる。

特に「印籠+根付+緒締め玉」が揃ったものはコレクター市場で人気が高く、国内外のオークションでも高値で取引されています。

買取のポイント

提げ物(煙草入れ・印籠・根付)の査定では、以下の要素が重要です。

素材と技法:蒔絵・螺鈿・象嵌・象牙など、使用素材と加飾技術。

保存状態:ひび割れや欠損がないか、経年による変色の程度。

作家・銘の有無:名工の署名や印がある作品は高評価。

揃い品かどうか:印籠・根付・煙草入れが一式で残るものは特に希少。

付属品:桐箱や来歴書、旧蔵資料があると査定額が上昇。

寿永堂では、提げ物や根付の専門知識を持つ鑑定士が、一点一点丁寧に拝見し、時代・技法・作風を総合的に評価。国内外市場の最新相場を踏まえた適正査定を行います。

まとめ

提げ物(煙草入れ・印籠・根付)は、江戸の粋と美意識を今に伝える日本の伝統工芸品です。素材や装飾、作家によっては高額査定が期待でき、特に三点揃いや名工在銘の作品は貴重です。寿永堂では、長年培った経験と専門知識をもとに、提げ物の真贋・保存状態・市場価値を丁寧に見極め、誠実に査定・買取を行っております。売却をご検討の際は、ぜひ安心してご相談ください。

大阪府羽曳野市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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