黒木国昭 金彩象嵌 「光琳」 買取実績

買取品名
黒木国昭 金彩象嵌 「光琳」
買取エリア
京都府向日市
買取額

コメント
黒木国昭 金彩象嵌 「光琳」を買取させていただきました。

黒木国昭と金彩象嵌『光琳』の概要

黒木国昭(くろき くにあき、1945–2021)は、現代日本を代表するガラス工芸家であり、伝統と革新を融合させた独自の技法で知られています。特に「金彩象嵌」シリーズは、ガラスに金箔・プラチナ箔・多彩な色ガラスを象嵌し、華麗で重厚な美を表現した作品群で、高い人気を誇ります。

その中でも「光琳(こうりん)」は、江戸時代の琳派を代表する絵師・尾形光琳にちなんだシリーズで、琳派の意匠を現代ガラスに昇華させたものです。光琳が得意とした「燕子花」「紅白梅図」「流水文」などの文様をガラスに映し出し、華麗で格調高い作品に仕上げています。

金彩象嵌『光琳』の特徴

黒木国昭による金彩象嵌『光琳』には、次のような特徴があります。

金彩象嵌技法:透明なガラス層に金箔や色ガラスを埋め込み、立体的で深みのある文様を表現。

琳派モチーフの継承:燕子花・紅白梅・流水など、尾形光琳を象徴する意匠を採用。

豪華絢爛な色彩:金箔やプラチナ箔に加え、瑠璃色や群青など鮮烈な色ガラスを使用。

現代美と伝統美の融合:琳派美術の装飾性を、現代ガラスの透明感と融合させた独自の芸術表現。

工芸品を超えた芸術性:単なる装飾品ではなく、美術館級のアートピースとして位置づけられる。

これらの要素により、『光琳』は黒木国昭作品の中でも特に人気の高いシリーズです。

骨董品・美術品としての価値

黒木国昭の『光琳』は、以下の観点から市場において高く評価されます。

美術的価値:琳派の華麗な装飾性と、ガラス工芸の革新性を融合させた作品。

歴史的価値:日本美術の伝統を現代に継承した記念碑的なシリーズ。

市場価値:保存状態の良い『光琳』は数十万円から百万円規模の査定が見込まれ、大型作品や展覧会出品作はさらに高額となる。

特に限定制作された作品や、作家直筆サイン入り・共箱付きのものはコレクター需要が高く、オークション市場でも注目を集めています。

買取のポイント

黒木国昭 金彩象嵌『光琳』を売却する際には、次の要素が査定に影響します。

サイズと形状:大型花器やプレートは希少性が高く、高額査定につながりやすい。

保存状態:欠けや傷のない完品であるかどうか。

装飾の完成度:金彩や色ガラスの発色が鮮明で、美観が保たれていること。

付属品:共箱、栞、作家サインが揃っているとプラス評価。

制作年代とシリーズ:初期の『光琳』シリーズや限定品は特に高額査定の対象。

寿永堂では、黒木国昭のガラス工芸品を多数取り扱ってきた実績を持ち、『光琳』をはじめとする金彩象嵌シリーズを専門知識で正確に鑑定いたします。

まとめ

黒木国昭 金彩象嵌『光琳』は、琳派美術の華麗さを現代ガラスに昇華させた代表的なシリーズであり、美術的・市場的に非常に高い価値を誇ります。保存状態や付属品の有無によっては高額査定が期待でき、コレクター市場でも安定した人気を持つ逸品です。寿永堂では、豊富な取扱実績と確かな鑑定力をもとに、大切な黒木国昭作品を誠実に査定・買取いたします。売却をご検討の際は、ぜひ安心してご相談ください。

京都府向日市で骨董品買取をご検討されているなら出張買取・高価買取の古美術寿永堂にご相談ください。

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