陸 治
はりくち、りくじ

陸 治はりくち、またはりくじとも読みます。中国の明時代に活躍した文人画家です。字を叔平、号を包山子といいます。呉県に生を受け、生年は1496年、没年は1576年であるとされています。呉県とは、江蘇省にかつて存在した県で、現在の蘇州市呉中区および相城区にあたります。
仕官を目指し、科挙になるための試験の一つである挙人の試験を受けたものの、志を遂げることはできませんでした。このような試験の失敗を機に、支硎山に移住し隠棲生活を送ることになります。支硎山は、陸 治の故郷である蘇州市の西部に位置する山です。この自然豊かな山の中に包山という庵を作り、数千本の菊や数百種に及ぶ花木に囲まれながら、静かな生活を送ったといわれています。享年は81歳でした。
画人としては、1522年から1566年の嘉靖期の呉派として活躍しました。嘉靖期の中心的人物は沈周や文徴明でしたが、陸 治はその文徴明から初めて山水画を学び、のちに元末四大家の王蒙、倪?にも師事しています。絵画のほかに詩や書にも才能を発揮し、文徴明、祝允明らとの交友の中で遊び詩文をよくしたということです。
呉派の画風は、水墨と淡彩が合わさった技法が基本となります。浙派の画風、すなわち水墨の濃淡での表現を主体とし、粗放な筆づかいで描かれる画法とは大きく異なります。陸 治は、繊細な線で描かれた淡いながらも色彩豊かな山水画や、写実的な花鳥画を得意としていました。この独自の画風が現代においても高い評価を得ていて、買取査定額も高額になっています。
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