武者小路千家
むしゃこうじせんけ

茶道といえば、千利休(せんのりきゅう)が有名ですが、その後も千利休の子孫や弟子たちが茶道の伝統を受け継いできました。その中でも特に重要な流派が武者小路千家です。武者小路千家は千利休の次男・宗守(そうしゅ)が興した分家で、表千家(おもてせんけ)や裏千家(うらせんけ)とともに三千家(さんぜんけ)と呼ばれます。この記事では、武者小路千家のプロフィール、来歴、作品の特徴、代表作品などを紹介します。

プロフィール


武者小路千家は茶道流派の一つで、茶室の装飾は他の流派と比べてシンプルで簡潔にし、茶事は無駄のない合理的な所作を重視しています。宗家は京都市上京区武者小路通り小川東入にあり、この所在地が武者小路千家の名の由来です。官休庵(かんきゅうあん)は、現在では武者小路千家の茶室を指す場合と、財団法人官休庵を指す場合があります。財団法人官休庵は、千利休からの茶道の伝統を伝承していくために創立された団体で、技術の研鑽や普及活動を行っています。

来歴


武者小路千家の始まりは、千利休の次男・宗守が父から受け継いだ茶道を発展させたことにあります。宗守は最初は兄・宗拙(そうせつ)同様に家を出て塗師の養子になりましたが、父・利休の最晩年には江岑宗左(えずみそうさ)とともに行動しており、自身の還暦を前に千家の茶道に戻りました。そして元和9年(1623年)に武者小路通りに屋敷を構えて官休庵を開きました。これが武者小路千家の起源です。

以来武者小路千家では初代一翁宗守(いちおうそうしゅ)を四世、二代文叔宗守(ぶんしゅくそうしゅ)を五世として数えていましたが、最近は他の二家に合わせて利休より代を数えています²。武者小路千家では一翁以降も「宗守」を諱として受け継ぎ、「一」から「十」までの漢数字を斎号に用いています。

武者小路千家は幕末まで高松藩(讃岐国)松平氏に仕える茶道指南役でしたが、明治時代に入って11代一叟宗守(いっそうそうしゅ)が没した後、幼くして養子であった12代愈好斎(ゆこうさい)は表千家に引き取られました。そのため武者小路千家は一時中絶していましたが、愈好斎は東京帝国大学で国史学を修めた後に京都に戻って武者小路千家を再興しました。

代表作品


武者小路千家の代表作品としては以下のようなものがあります。

  • 茶碗:赤楽茶碗 青苔(あおこけ):了々斎(りょうりょうさい)書付

  • 棗:君が代棗:愈好斎(ゆこうさい)作

  • 茶入:銘入り茶入 雪月花(せつげっか):有隣斎(ゆうりんさい)作

  • 茶筅:白色茶筅:不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶杓:銘入り茶杓 一期一会(いちごいちえ):不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶巾:刺繍茶巾 鳳凰(ほうおう):不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶器:金属製茶器 銀鼠(ぎんねず):不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶盆:木製茶盆 桜(さくら):不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶壺:陶器製茶壺 紫陽花(あじさい):不徹斎(ふてつさい)作

  • 水指:金属製水指 龍虎(りゅうこ):不徹斎(ふてつさい)作

  • 茶釜:鉄釜 雲龍(うんりゅう):不徹斎(ふてつさい)作

  • 炉:四角形炉 立涌(たちわき):不徹斎(ふてつさい)作

  • 火箸:竹製火箸 竹林(ちくりん):不徹斎(ふてつさい)作

  • 風炉:金属製風炉 月光(げっこう):不徹斎(ふてつさい)作

  • 軸:書画軸 一期一会(いちごいちえ):不徹斎(ふてつさい)書

  • 花入:金属製花入 鳳凰花瓶(ほうおうかびん):不徹斎(ふてつさい)作

  • 香合:陶器製香合 紫陽花香合(あじさいこうごう):不徹斎(ふてつさい)作


    • これらの作品は武者小路千家官休庵や国立国会図書館デジタルコレクションなどで見ることができます。

まとめ


武者小路千家の代表作品としては以下のようなものがあります。
この記事では、茶道の伝統を守る流派として知られる武者小路千家について紹介しました。彼らは千利休の次男・宗守が始めた分家で、表千家や裏千家とともに三千家と呼ばれます。茶道具や茶室はシンプルでありながらも美しいものが多く、茶事は無駄のない合理的な所作を重視しています。武者小路千家は茶道の精神を表現する流派です。彼らの作品を通して、茶道の世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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