東郷 平八郎
とうごう へいはちろう

プロフィール



  • 東郷平八郎(とうごう へいはちろう)は、日本の海軍軍人であり、元帥海軍大将の最終階級を持つ。
  • 1848年に薩摩国鹿児島城下の加治屋町に、薩摩藩士・東郷実友の四男として生まれる。
  • 幼名は仲五郎で、14歳の時に元服して平八郎実良と名乗る。
  • 薩英戦争や戊辰戦争に従軍し、1871年から1878年までイギリスに官費留学する。
  • 日清戦争や日露戦争では海軍の指揮官として活躍し、特に日露戦争では連合艦隊司令長官として日本海海戦でロシア艦隊を撃破する。
  • 海軍軍令部長や東宮御学問所総裁などを歴任し、1907年に伯爵を授爵する。
  • 1934年に東京で没する。
  • 海軍の英雄として国民から敬愛され、「陸の大山、海の東郷」と呼ばれた。
  • また、古書画家としても知られ、自らの印章や所蔵する名印を紹介する印譜や、書画を多数残した。

来歴



  • 東郷平八郎は、幼少期から古銅器や古印に興味を持ち、外祖父の家で研究した。
  • イギリス留学中には、国際法や西洋美術を学び、その影響が後の作品にも見られる。
  • 日清戦争時には、「浪速」艦長として高陞号事件を処理し、国際法に違反しないことを証明した。
  • 日露戦争後には、海軍軍令部長として海軍の近代化や教育制度の改革に尽力した。
  • 退役後には、東宮御学問所総裁として皇太子(後の昭和天皇)の教育に携わった。
  • 晩年には、自らの印章や所蔵する名印を紹介する印譜『二弩精舎印譜』や『二弩精舎蔵印』を出版した。

作品の特徴



    東郷平八郎の作品は、古典的な風格と西洋的な要素を融合させたものである。
  • 印章:秦・漢印の風格を受け継ぎながらも、自らの創意を加えたものである。
  • 印文:雅語や詩句を多用し、字体や配置に工夫が見られる。
  • 印譜:自らの印章や所蔵する名印を紹介し、その解題や評価も含めたものである。
  • 書画:花鳥画や馬画を得意とし、筆致は力強くて流麗である。

代表作品



  • 『二弩精舎印譜』:印譜、1941年。東郷平八郎の晩年の作品で、自らの印章や所蔵する名印を紹介している。
  • 『二弩精舎蔵印』:印譜、1897年。東郷平八郎の初期の作品で、自らの印章や所蔵する名印を紹介している。
  • 『柳下雙駿』:掛軸、紙本、111.6×51.5cm。二頭の馬を柳の下に描いた作品で、東郷平八郎の馬画の傑作とされる。
  • 『行書七言聯』:掛軸、紙本、131.2×21.1cm×2。東郷平八郎自作の詩を行書で書いた作品で、その筆致は軽快で自然である。

まとめ

東郷平八郎は、日本の海軍軍人であり、日清戦争や日露戦争で日本を勝利に導いた英雄であり、 また、古書画家としても知られ、自らの印章や所蔵する名印を紹介する印譜や、書画を多数残した。 彼の作品は、古典的な風格と西洋的な要素を融合させたものであり、その技巧と創意には高い評価が与えられている。 >古書画買取ページはこちら
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