千家十職
せんけじっそく

茶道に関わり三千家に出入りする塗り師・指物師などの十の職家を表す名称。
千家好みの茶道具を作れる職人は限定され、行事や年忌の役割もあるため、職方は固定される。代々の家元により数が変動していたが、明治期に現在の十職になる。
陶工の楽家、塗師(ぬし)の中村家、茶杓師(ちゃしゃくし)の黒田家、表具師の奥村家、金物師の中川家、指物師の駒沢家、袋師の土田家、一閑張細工師の飛来(ひき)家、釜師の大西家、土風炉(どぶろ)師の永楽家の十職である。

●千家十職一覧
中村宗哲《なかむら そうてつ》
奥村吉兵衛《おくむら きちべえ》
永楽善五郎《えいらく　ぜんごろう》
中川浄益《なかがわ じょうえき》
大西清右衛門《おおにし せいえもん》
黒田正玄《くろだ しょうげん》
土田友湖《つちだ ゆうこ》
飛来一閑《ひき いっかん》
駒沢利斎《こまざわ りさい》

黒田正玄家　共箱　茶器　10～30万円。
中川浄益家　釜　鎖　共箱　3～７万円。
駒沢利斎家　春斎　菊蒔絵雪吹　共箱　10～20万円。
永楽善五郎家　永楽即全　乾山写茶碗　共箱　８～15万円。

作品、状態等にもよるため、実物を査定した場合の金額とは異なる場合がございますので、あくまで参考価格としてお考えください。

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大西清右衛門家　大西浄林　撫肩釜　箱　貼札付　55万円にて、買取させていただきました。
飛来一閑家　　　油竹炭斗　共箱　13万円にて、買取させていただきました。
中村宗哲　　　　黒塗棗　　共箱　28万円にて、買取させていただきました。

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