伊孚九
い ふきゅう

1698年（元禄11年）-1747年（延享4年）
中国清代中期の貿易商、画家。
易商として長崎に何度も来日し南宗画の画風を伝え、日本南画に大きな影響を与えている。
余技として南宗画風の山水画の改善がある。
清水伯民が門弟となり、桑山玉洲は『絵事鄙言』で「舶來清人中の逸格」と大絶賛。
また『近世名家書畫談三編』でも北宗画を伝えた沈南蘋とともに最上位に置かれている。
池大雅や野呂介石、悟心元明らは私淑しており、費漢源・張秋谷・江稼圃と並んで来舶四大家と呼ぶ。

離合山水図
絵事鄙言

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