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丹波立杭焼
2014/10/07

台風18号はまたもや日本各地に猛威をふるいました。
寿永堂があります兵庫県芦屋市はそこまで影響はなかったのですが、
ニュースを見ていると大変ヒヤヒヤします。
皆さんはご無事でしょうか。


今日は日本六古窯の一つ、丹波立杭焼(たんばたちくいやき)についてです。

丹波立杭焼は、兵庫県篠山市今田地区付近で焼かれる陶器・炻器で、
昭和53年(1978)に国の伝統的工芸品指定を受けています。
その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。
桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年(1611)頃に「登り窯」が導入され、
同時期に取り入れられた蹴りロクロとともに、伝統技術を今日に受け継いでいます。

当初は、カメや壷等が主製品でしたが、江戸時代前期に小堀遠州等の指導により、
茶入・茶碗など茶器類に多くの名器を生みました。
後期には篠山藩の保護育成により、一房、直作、花遊、一此、市作等の名工が
腕を競って、丹波焼の名を高めました。

登り窯により最高温度約1300度で50〜70時間も焼かれるため、
器の上に降りかかった松の薪の灰が釉薬と化合して窯変、「灰被り」と呼ばれる独特な模様と色が現出します。
また炎の当たり方によって一品ずつ異なった表情を生み出すのが丹波立杭焼の最大の特徴です。


毎年10月に丹波で「丹波焼陶器まつり」が開かれています。
今年は第37回目で、10月18日(土)・19日(日)に開催されるようですので、
足を伸ばしてみようかなと考えています。

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