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11月は漆愛用月間です。
日本漆工芸協会が1985(昭和60)年に、11/13の「うるしの日」を含む一ヶ月間と制定しました。
漆(うるし)は、ウルシ科のウルシノキやブラックツリーから採取される樹液です。
ウルシは10数年で高さ10メートル、直径10センチ程になり、
6月頃に黄緑色の花をつけ、秋になると葉は真っ赤に紅葉します。
黒く輝く漆塗りはその美しさを伝統工芸として評価され、高級家具や食器などに用いられます。
漆塗りの食器は、輪島塗が特によく知られていますね。
漆には腐敗防止、防虫の効果もあります。
日本の漆の歴史は古く、石器時代には接着剤として活用され、
縄文時代には弓、櫛、器などの漆工品が見つかっています。
漆の塗膜は科学塗料には出せない独特の優雅さがあります。
また、ほかの塗料とは違い、使えば使うほどに光沢が出てくるのも魅力です。
食器乾燥機や電子レンジには使えませんが、普通の食器と変わりなく扱えるそうなので
漆愛用月間中にお気に入りの一品を探してみるのも良いかもしれません。
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