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貿易紛争に巻き込まれる中国の美術品取引
2018/09/15

古美術品や現代絵画、25%の米関税に直面する可能性があるそうです。

連日ニュースで取り上げられている通り、米国が最近提示した関税案は、

自転車のヘルメットから半導体の部品に至るまで2000億ドル相当の物品を

対象にしており、トランプ政権が最終手続きを進めているそうです。

アンティークの工芸品のほか、現代絵画や彫刻・版画は、最大25%の関税を

課される可能性があります。

中国政府は既にアンティークの工芸品の輸出を厳しく制限しており、

関税は米国のバイヤーが英国や日本など、他国で購入する中国の工芸品にも

打撃を及ぼすことになりそうです。

関税は、今後のアンティーク・コレクションの販売を危うくする恐れがあり、

例えば、日本の収集家が集めた宋時代の中国製陶磁器、臨宇山人コレクション。

このコレクションの大半は既にニューヨークのオークション大手クリスティーズで

競売にかけられ、今年3月には、その一部が1280万ドルで売られたほか、

2016年には別の一部が1840万ドルで売られております。

今後、様々なところで影響が出そうな事態です。

私ども寿永堂は、古美術・骨董品を取り扱っており、 全国各地、無料出張鑑定、買取させていただいております。
古美術・骨董品のご処分などをお考えの際は、どうぞお気軽にお声掛けください。
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