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手塚治虫文化賞のマンガ大賞にニュクスの角灯が選ばれました。
西南戦争で親を亡くした少女・美世が奉公先を求めて鍛冶屋町の道具・骨董品屋「蛮」の扉を叩き、店主・小浦百年がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々と出会い、ストーリーが展開していくといった少し変わったマンガです。
そこに登場する品々が、ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機（マジック・ランタン）といった明治時代のアンティークが美しい作画で登場することで、注目されております。
第20回（2017年）「文化庁メディア芸術祭」審査委員会推薦作品
THE BEST MANGA 2017「このマンガを読め！」第4位（フリースタイル刊）
など、数々のメディアから評価を受けており、最近完結したことで話題にもなっております。
作画がキレイなことも勿論、ストーリー展開も当時の長崎を再現しながら、どこか幻想的な内容ですので、機会あれば手にとってみていただけばなと思います。